子宮頸がんはワクチンによる予防と、検診による早期発見がとても大切です。
女性の健康週間にも合わせて、大切な方へのHPVワクチンの接種と子宮頸がん検診を検討してください。
昨年4月から行われているHPVワクチンの事業は、
・キャッチアップ接種への9価の適応
・14歳までに開始すれば2回接種
です。
このホームページの子宮頸がん・HPVワクチン関連記事をまとめています。
当院は認定NPO法人キャンサーネットジャパンが提唱している「ティール&ホワイトリボンプロジェクト」に賛同しています。
1月の子宮頸がん啓発月間では、当院のスタッフは、ティール&ホワイトリボンを着けて勤務に当たります。
2018年から開始された国際HPV啓発デー、今年7年目を迎えます。
7年前、日本ではほとんどHPVワクチンの接種が途絶えており、2019年からようやく、少しずつ接種者が増えてきた印象です。
令和2年12月には、4価ワクチンの「ガーダシル®」が男児、男性にも適応を拡大し、令和3年2月に9価ワクチン「シルガード9®」が発売されました。
そしていよいよ令和4年度からHPVワクチンの「積極的勧奨の再開」「キャッチアップ接種」が始まり、令和5年度からは9価ワクチンが公費接種に採用されています。
この機会に子宮頸がん検診を受けているか、またHPVワクチンについて、ぜひ改めて考える機会にして下さい。
このサイト内の子宮頸がん・HPV関連記事を紹介します。参考にしていただけたら幸いです。
・横浜市子宮がん検診について(どの自治体でも20歳以降、住民検診として子宮頸がん検診が行われています)
*横浜市の子宮がん検診では、子宮体がん検査は令和4年度で終了しました。
また、本年度から、日本の子宮頸がん検診が大きく変わろうとしています。その功罪についても、まとめていきます。
・小6から高1までのHPVワクチン定期接種について(横浜市では令和4年6月頃に個別通知されています。)
・HPVワクチンのキャッチアップ接種(横浜市では令和4年6月頃に個別通知されています。また令和5年度から交互接種ができることになりました)
・「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)はいつから打ったらいいですか?」
・夏休みにHPVワクチン接種を始めましょう。(令和4年からの月別のワクチン接種人数を紹介しています)
・HPVワクチン接種を「最短で終えたい」「2回目以降打ち損ねている」〜接種間隔のご質問〜
・令和5年度より9価HPVワクチンが定期接種化されています。
・平成12〜15年度に産まれた方たち(≒HPVワクチンを受けていない)の、子宮頸がん患者数、死亡者数の推計が発表されました
・妊婦健診での子宮頸がん発見(日本は子宮頸がん検診受診率がとても低いです)
・子宮頸がんの妊婦さんから産まれたお子さんに、肺がんが見つかりました。
・「子宮頸がん検診を受けるので、HPVワクチンは打ちません」
・「私もHPVワクチンを接種して良いでしょうか?」〜お母さんからの子宮頸がん予防ワクチンのお問合せ〜
・YouTube動画「HPVワクチンのご質問にお答えします」
・YouTube動画「子宮頸がんワクチン、打ってはいけない!?」
「子宮頸がんワクチン、打ってはいけない」でキーワード検索すると、当院のHPがヒットします。改めて解説動画を作成しました。
HPVワクチンと子宮頸がんについて、説明動画を作成しました。9価ワクチンの定期接種化などを受けて修正、アップデートしています。
またHPVワクチンについてお寄せいただくご質問を解説した動画を、最新のデータをもとにアップデートしました。
YOKOHAMA・KANAGAWA HPV PROJECT by Etsuko Miyagiさんが作成された動画もどうぞご覧下さい。
文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)
初出:令和3年3月4日
補筆修正:令和3年5月11日、7月8日、10月2日、11月2日、13日、25日
補筆修正:令和4年1月2日、4日、7日、2月3日、3月16日、4月4日、7月7日、27日、28日、10月11日、20日、27日、11月1日、13日、12月11日
補筆修正:令和5年1月2日、22日、4月12日、19日、8月10日、28日、11月1日、21日
補筆修正:令和5年1月3日、3月6日、19日、4月3日
補筆修正:令和6年5月21日、22日、8月14日、18日、9月20日、10月2日、「まだ間に合う、高1生とキャッチアップ接種」を追加しました。