今年令和7年1月より横浜市の子宮がん検診にHPV検査単独法が取り入れられています。
HPV検査単独法は、こちらで詳しく解説しています。動画での解説もあります。
この記事の目次
横浜市の子宮頸がん検診
その他、横浜市の子宮頸がん検診で変更となった点も含めてまとめます。
年齢(年度内に) | 方法 | 必要書類 | 自己負担額 | |
20歳 | 細胞診 | なし | 1,360円 | |
20歳以上の妊婦さん | 細胞診 | 母子手帳にある無料券 | 無料 | |
21歳 | 細胞診 | 無料クーポン券* | 無料 | |
22〜25歳 | 細胞診 | 無料クーポン券*2 | 無料 | これまで横浜市子宮がん検診を受けていない方 |
22〜30歳 | 細胞診 | なし | 1,360円 | 2年度に1回 |
31〜61歳*1 | HPV検査単独法 | 受診券 | 2,000円 | 陰性であれば次回は節目年齢で |
61歳〜69歳 | 細胞診 | なし | 1,360円 | 2年度に1回 |
66歳 | 細胞診 | 無料クーポン券* | 無料 | |
70歳以上 | 細胞診 | なし | 無料 | 2年度に1回 |
*1 HPV検査単独法は、その年度61歳になる方まで受けられますが、61歳のお誕生日までに受診しなければなりません(つまり60歳のうちに受診して下さい)。
*2 無料クーポン券は、下記の「細胞診」の項をご覧ください。
他の自治体にはない検診が、30歳から60歳までのHPV検査単独法と、22〜25歳で受ける無料検診、また66歳の無料検診があり、横浜市は大変複雑化しています。
通院中の患者さんには次回の予定を伝えて参りますが、わからないことは遠慮なくお問い合わせ下さい。
以下に、子宮頸がん検診で行う「HPV検査単独法」と「細胞診」の違いを説明します。
細胞診(従来法)
20〜29歳、また61歳以上の方が受けるのは、従来通りの細胞診です。
対象となるのは、
・昨年度と今年度=令和6年4月以降、横浜市子宮がん検診を受けてらっしゃらない方(2年度に1回、受けることが出来ます)
・横浜市に住民票がある方で、
・令和7年度に20歳以上になる方が対象です。
・令和7年度に21歳になる方と66歳、70歳以上になる方は無料で検診が受けられます。
21歳、66歳になる方は6月頃に届く無料クーポン券(下記参照)を必ず持参してください(届く前はマイナンバー、保険証などで生年月日を確認します)。
・20歳以上の妊婦さん(母子手帳に子宮頸がん検査の無料券が入っています)
*無料クーポン券について
見開きのハガキで6月頃に送られる予定です。ハガキそのものをお持ちになるか、ハガキの中に記載されている「無料キーコード」を控えて伝えるか、ハガキの中のQRコードを読み取ったスマートフォンの画面を受付で見せて下さい。
令和5年度より、体がん検査は、この検診で受けることができません。必要な方には保険診療として行います。
21歳、66歳の無料クーポンと母子手帳の無料券を除き、横浜市から送られてくる案内などは持参する必要がありません。書類は医療機関が準備しています。
検診費用は、
・子宮頸がん検診:1,360円
で、診察料・税込みです。
診察の内容によって、別途検査、治療費がかかることがあります。
検査結果の説明は2週間後で、オンライン診療のご利用も勧めています。
HPV検査単独法
HPV検査単独法については、こちらのページでも解説しています。
検診費用は、
・HPV検査単独法:2,200円
で、診察料・税込みです。
診察の内容によって、別途検査、治療費がかかることがあります。
検査結果の説明は3週間後で、オンライン診療のご利用も勧めています。
HPV検査単独法について、動画でも解説しています。
初出:平成29年9月19日
補筆修正:平成30年3月1日、19日、4月10日、12日、6月29日
補筆修正:平成31年2月28日、4月2日、令和元年5月10日、6月6日、7月10日
補筆修正:令和2年4月1日、3日、8月22日
補筆修正:令和3年3月1日、6月16日、11月13日
補筆修正:令和4年3月1日、4月6日、6月7日、7月7日
補筆修正:令和5年1月7日、3月1日、4月1日、27日
補筆修正:令和6年1月31日、3月16日、26日、4月1日、7月3日、10月22日、23日
補筆修正:令和7年1月7日、4月4日、10日、15日