婦人科検診
ウィメンズヘルスケア (女性健康外来)
ウィメンズヘルスケア | 10代 | 20~40代 | 30代~50代以降 |
思春期外来 | ブライダルチェック・妊娠前 | 出産後 | |
検査項目 | |||
---|---|---|---|
ホルモン検査 | ○ | ◎ | ◎ |
基礎体温 | ○ | ◎ | △ |
内診・超音波検査 | ○ | ◎ | ◎ |
子宮がん検査 | ◎ | ◎ | |
STI検査 | ○ | ◎ | ○ |
感染症抗体検査 とワクチン投与 |
△ | ◎ | △ |
HPVワクチン接種 | ◎ | ○ | △ |
貧血、生化学、尿、甲状腺機能検査 | ○ | ◎ | ◎ |
乳がん検診 | ◎ |
◎ | |
特定検診* | ◎ |
「ウィメンズヘルス」とは、その名の通り、女性の健康を意味します。
女性のライフステージは様々で、婦人科では10代の思春期、これから妊娠を考える世代、出産後の世代と大きく分けられますが、同じ年齢でも、これから妊娠を考える方と、もう妊娠は考えていない方がいらっしゃるのは当然です。
その方のライフステージに合わせた検診を提案しています。
表の見方
- ウィメンズヘルスケアには、上段に示すさまざまな検診があります。
- ご自身の年齢と状況による最適なサービス内容をお選びいただけます。
- ◎は特にお勧めしている項目、○はできればお受けいただきたい項目、△はお勧めしますがオプション的な項目をあらわします。
- 当院では乳がん検診は主に20〜30代の方を対象とした超音波検査と、40代以降の検診は「いとう横浜クリニック」を、特定検診は「とくうえ内科クリニック」に検診を依頼しています。
検診費用はこちらをご覧ください。
横浜市子宮がん検診
・横浜市に住民票がある方で、
・年度内に20歳以上になる方が対象です。
・年度内に21歳になる方、70歳以上になる方は無料で検診が受けられます。
(21歳になる方は無料クーポンが送付されます)
最新の横浜市の子宮がん検診は、
横浜市が指定する検診内容は子宮頸がん検査で、必要に応じて保険診療による子宮体がん検査を行います(☞「子宮頸がん検診と子宮体がん検査」)。
産婦人科クリニックさくらでは、超音波検査による子宮と卵巣の検診も同時に行っています。超音波検査は、 子宮筋腫や卵巣のう腫などの病気が見つかった場合や過去にこれらの異常を診断されたり治療されている場合には、保険請求いたします。
診察の内容によって、別途検査、治療費がかかることがあります。
受診者の負担金額(非課税)
子宮頚がん検査のみ | 1,360円 |
超音波検査保険適応 | 1,590円追加 |
がん検診の結果は、約2週間後に、医師から直接説明致します。電話での説明、郵送はプライバシー保護のため行っていませんが、オンライン診療を利用することは出来ます。
現在の自治体の補助による子宮がん検診は、2年に1回、となっていますが、少なくとも1年に1回の検診をお勧めします。 これは細胞が正常から異形成、早期がん、進行がん、と進む過程で、前回が正常であった方でも、2年後は進行している危険性があるからです。実際に1年前には正常であった方が、翌年、高度異形成になっている場合もあります。
1年ごとの検診をお受けになっていれば、前回正常の方では、ほとんどが早期がんの段階で見つけることができ、そうすると大きな子宮がん手術や放射線治療、抗癌剤治療が必要になることがほとんどなくなる上、治療によりほとんど再発の恐れがなくなるためです。
尚、これまでに異常を言われた方は、3ヵ月後、6ヵ月後、炎症治療後など、医師の勧めに従った再受診、再検査をお受け下さい。
また今後、子宮頸がん検診に、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の検査も加えられる予定です。
以下によく頂くお問い合わせの内容をあげました。
横浜市からは、例年6月頃に乳がんや胃や大腸がん検診と合わせて、受診の案内が発送されます。
・横浜市子宮がん検診を受けるために必要な書類は各医療機関に用意されています。
送られている「ご案内」はあくまでも案内だけで、受診・検査に必要な書類は入っていませんので、お持ち頂く必要はありません。
ご案内を紛失してしまって、というお問い合わせも頂きますが、心配ありません。
・無料でお受けになれる方は、今年度21歳になられる方たちで、対象の方には「無料クーポン」が届きます。
・70歳となられる方たち以上のご年齢でも無料になりますが、無料クーポンは送付されません。
・産婦人科クリニックさくらは予約制を取っていますが、平日は予約外でもお受けになることが出来ます(土曜日は予約制です)。
子宮がん検診は、通常の診察と同時に受けて頂くことも可能で、別途検診の受診をする必要はありません。
・子宮がん検診には、子宮頸がんと子宮体がんの検診がありますが、子宮体がん検診は、不正出血があったり、超音波所見で必要性がある場合に行っています。
・子宮がん検診は、月経中に行うことが出来ません。また少量の場合を除いて、不正出血をしている時にはできないことがあります。
・産婦人科クリニックさくらでは、本人確認、カルテ作成のため、保険証のご持参をお願いしています。
・横浜市のがん検診に対して一部の方に誤解があるようです。
横浜市がん検診は、通常の子宮がん検診と同じ方法で行われ、コストの請求方法が異なるだけです。精度に違いは全くありませんので、こちらの記事もご覧下さい。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい