子宮頸がんなどHPVが原因となる様々な病気を予防するHPVワクチン。
令和5年度からの横浜市のHPVワクチン接種についてお知らせします。
・HPVワクチン接種には、
「定期接種」(小6から高1生相当の女性)
と
「キャッチアップ接種」(高2生相当から1997年・平成9年度生まれの26歳になる女性まで)
があります。
・いずれの接種も、9価ワクチンを接種することができます。
対象者には、昨年6月にすでに接種券が発送されており、また今年6月頃、あらためて横浜市より通知がある予定です。
・HPVワクチンは全て同じワクチンを選択するのが原則ですが、交互接種と言って、他のワクチンに変更することもでき、その際に9価ワクチンを選択するのは、HPVが原因となる病気の予防に、より効果が期待できます。
・接種には令和4年6月頃に市から送付された予診票と同封されたバーコードシールも医療機関に持参します。
当面はそのまま使用できますが、近いうちに医療機関で9価ワクチン用の予診票に差し替えて記入していただく予定です。
・当院ではワクチン接種はWeb予約をしていただいていますが、1週間以内の来院を希望される場合は、お電話でも結構です。
・4月から、14歳までに接種を開始した場合には2回接種も可能となりました。
・接種券を紛失してしまった、転入したため横浜市から送られていない、などはこちらをご覧ください。
その他の一般的な注意点です。
・コロナワクチンと同時接種はできません。コロナワクチンとは2週間以上間隔を空けて接種してください。
・17歳までの方は、原則として保護者の同伴が必要ですが、やむを得ず同伴できないときには「接種同意書」を持参してください。
・ワクチン接種後は、失神、アナフィラキシーなどの副反応がないか、院内で30分過ごしてから帰宅していただきます。当日の時間に余裕を持ってご来院ください。
・副作用、副反応は、半数の方に注射したところに軽度の痛みがみられます。
しかし、過去には重篤な副作用が考えられた例も報告されたことより、気になる症状が現れたら、なんでも遠慮なく、接種した医療機関、またはかかりつけ医に相談してください。
その他、市の健康福祉局健康安全課でも相談を受け付けてくれます。
045-671-4190(平日9〜17時)
当院ではHPVが原因となる病気やHPVワクチンを解説した動画と、HPVワクチンについてよくいただくご質問に答えた動画を公開しています。ぜひ参考にしてください。
初出:令和5年3月29日
補筆修正:令和5年4月4日、17日、25日、2回接種について、詳細なリンク先に更新しました。