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高1生の皆さん、2月からでもHPVワクチンの接種をお勧めします。〜HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン) の定期接種〜

子宮頸がんなどの予防効果のあるHPVワクチンは小学6年生から高校1年生相当まで、公費助成を受けて無料で定期接種を受けることができます。

高1生は、短縮スケジュールで行えば、11月中旬までの接種を開始すれば、来年3月までの無料期間に終えることができました。すでに2月に入ってしまい、やっぱり打ちたかった、今から打つとしたらどうしたら良い?と言うご質問に、以下の記事でお答えしています。

11月までにHPVワクチン接種を開始できなかった高1生と保護者の方へ

今でも副作用を心配される方がいらっしゃいますが、HPVワクチンの副反応については、こちらにまとめました。副反応が起こる確率と、HPVワクチンの予防効果を比べてみてください.

高2生以上で既にワクチンを打ち始めている方は、今年3月まで、無料でキャッチアップ接種を受けることができます。2回目以降の接種が出来ていない方も少なくありません。こちらも急ぎ、また以下の記事を参考にして下さい。

HPVワクチンのキャッチアップ接種を受けている方、2回目を12月中、なるべく早く受けて下さい。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種を開始する女性がとても増えています。男性の接種も少しずつ増えていますし、男性への助成を行う自治体も増えています。9価ワクチンも男性への適応が拡大されました


「周りの子はみんな受けている」と言う方や「周りは全然受けていないけど...。」と言う方も。そして「受けるべきか」と悩んでる方もいらっしゃいますが、最近では受けることを当然と考えている方、保護者が多いです。

HPVワクチンには2価、4価、9価ワクチンから選択しますが、現在9価ワクチン(シルガード9®)以外を選択する人はほとんどいませんし、4月からは9価のみが定期接種で使えるワクチンとなります。

9価ワクチンは、通常6か月間かけて、3回の接種を行いますが、接種間隔を工夫して最短で4ヶ月で終わらせる方法もありますので、外来で相談しましょう。

小6生から14歳までに開始した9価ワクチンは、5ヶ月以上、通常は6〜12ヶ月空けた、2回接種が可能です。

HPVワクチンの子宮頸がん予防効果について、大変重要な報告がスウェーデンや英国などから発表されました。このスウェーデンからの報告によると、17歳までにワクチンを接種すれば、子宮頚癌の発生を約9割減らすことができます。

横浜市青葉区医師会は、HPVワクチンの接種を勧める声明を出しました。子宮頚癌ワクチン

こちらに当院でHPVワクチンを接種している方の推移をまとめました。

お嬢さんを連れていらしたお母さんに伺うと、「上の子も受けさせてたので、慌てて来ました」「ワクチンだから、受けさせて当たり前と思って」「副作用あるって聞くけど、副作用がないものなんて無いし、将来がんになるのを防げるのなら、受けさせるのが親として当然の務めと思って」「自分(お母さん自身)が異形成と診断されて、検査や手術など大変な思いをしたし、とても怖かったから」

とか、「本当は助成対象だったんだけど、副作用が騒がれたので受けさせなかった。本当はお付き合いを始める前に、きちんと受けさせれば良かった」とお嬢さんを連れて来た方もいらっしゃいます。

ようやく皆さんにワクチンの必要性が伝わってきたものと思います。

このHPでも「子宮がんの予防と早期発見」の中で詳しく解説しています。

接種費用は、当院ではこの助成される9価ワクチンは、

1回あたり30,800円、3回分で91,300円(いずれも税込)

がかかります。


子宮頸がんは、80%の女性が一度は罹るとされるHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因です。

HPVに感染して、子宮頸がんになってしまったり、前がん病変である異形成になった方は皆さん「ワクチンがあるのを知らなかった」「やっぱり打っておけば良かった」と話します。

2000年度生まれから2003年度生まれの方たちの接種率は半数を下回っており、やはりがん検診での異常が目立ちます。

子宮頸がんは発見が遅くなると子宮を摘出しなければならず、妊娠もできなくなってしまいます。子宮を取らざるを得なかったため、妊娠・出産はおろか、結婚すら諦めざるを得なかった方もいらっしゃいました。

将来の自分や大切な家族のために、HPVワクチンを接種してください。

また大切なお嬢さんの将来を考えて、保護者の方はワクチン接種を受けさせて下さい。


HPVワクチンについては、ワクチンの副反応をご存じない方もいらっしゃいます。

「副反応も怖いけど、子宮頸がんになる確率の方が高いし、子宮頸がんになる方が怖い。」

「コロナワクチンみたいな副反応があったら。。」HPVワクチンの副反応は、ほとんどないか、コロナワクチンよりずっと軽いので心配しないでください。

ワクチン接種について、診察室での相談も受けていますので、遠慮なく受診して下さい。

このHPの、HPV、子宮頸がんの関連記事をまとめています

HPVワクチンと子宮頸がんについて、もう一度考えましょう。

HPVワクチンについて解説した動画を新たに公開しました。


また、お寄せいただくご質問にお答えした動画を作成し、最新のデータを元にアップデートしました。

 

HPVワクチンと子宮頸がんについて説明動画を作成し、令和5年度版としてアップデートしました。

*追記する情報が多く、雑駁な記事となり申し訳ありません。随時整理しアップデートしています。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

初出:令和元年7月25日)
補筆修正:令和元年9月2日、11月14日、12月19日
補筆修正:令和2年1月27日、2月7日、3月27日、4月1日、6月18日、7月14日、9月1日、10月6日、27日、29日、11月2日、12月1日、12日
補筆修正:令和3年2月1日、3月5日、14日、26日、4月1日、9月1日、18日、30日、11月1日、13日、12月8日
補筆修正:令和4年1月31日、2月1日、3月9日、25日、27日、6月9日、25日、8月4日、10月7日、9日、21日、29日、11月15日、12月9日
補筆修正:令和5年1月21日、3月7日、18日、29日、4月10日、27日、7月26日、8月14日、9月20日、11月9日
補筆修正:令和6年1月20日、3月30日、4月26日、5月27日、7月10日、8月12日、9月21日、10月7日、11月24日
補筆修正:令和7年2月6日、27日、3月25日、4月2日、7月19日、9月1日、29日、10月1日、11月2日、12月9日
補筆修正:令和8年1月13日、2月1日

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子宮頸がんワクチン
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