当院でも帯状疱疹を予防するワクチン「シングリックス®︎」の接種を行っていますが、横浜市では7/1から、帯状疱疹ワクチンの定期接種を開始しました。
この記事の目次
実施期間
令和7年7月1日〜令和8年3月31日(来年度は対象者が変わります)
対象者
・65歳になる方
・70、75、80、85、90、95、100歳になる方(経過措置)
・100歳以上の方(令和7年度のみ)
・60歳〜64歳の方で、HIVによる免疫機能に1級相当の障害がある方
で、帯状疱疹に罹ったことがある方も対象です。
ワクチンには2種類有り、、
・生ワクチン、接種回数は1回、自己負担額4,000円
・組換えワクチン「シングリックス®」、接種回数は2回、自己負担額10,000円×2回
*非課税世帯や生活保護受給者には費用免除制度があります。
接種を受けるには、
対象となる方には6月下旬に横浜市から「予診票」が送られてきます。これを確認して、当院では、ネット、またはお電話、受付でご予約下さい。
・シングリックスは、ネットでの予約が可能です。
もちろんお電話や受付でのご予約も承ります。
・生ワクチンは、お電話、受付でご予約を承ります。
在庫がある場合には、予約が無くても受けられることがあります。
シングリックスは、
・2回の接種が必要です。
2回目は2ヶ月後の同日、遅くとも6ヶ月以内に接種して下さい。2回目も年度内に完了しなければ、自費の任意接種となります。
・定期接種以外の任意接種は、50歳以上が対象で、当院では1回の接種が23,100円(税込)です。
接種後の注意点や副反応は
院内に30分、留まっていただき、その間に迷走神経反射やアナフィラキシーが起こらないか、観察します。
接種部位の痛みや腫れ、と比較的強い倦怠感や関節痛が見られますので、当日翌日に予定がない日程を選択すると良いと思います。
シングリックスはコロナワクチンやインフルエンザワクチンとも、同時接種も可能で、前後の接種間隔を空ける必要もありません
帯状疱疹ワクチンの予約は、Web予約が便利です。
シングリックスの解説はこちらを、また製薬会社が公表している患者さん向けのガイドはこちらをご覧ください
夏になると体力低下やストレスのためか帯状疱疹が増えるそうです。接種はお早めに。
また有名なタレントさんが帯状疱疹に罹ってしまったそうで、20~40代までの方にも増えています。
よくある質問(FAQ)
帯状疱疹にかかったことがありますが、ワクチンを接種した方がよいのでしょうか?
はい、帯状疱疹に一度かかった方でも、再発予防のためにワクチン接種が推奨されています。今回の定期接種の対象にも含まれています。
シングリックスと生ワクチン、どちらを選べばよいのでしょうか?
シングリックスは効果が高く、免疫力が落ちた方にも使用可能です。
生ワクチンは1回接種で済みますが、免疫力の低下した方には使えない場合があります。医師とご相談ください。
シングリックスの2回目の接種を年度内に受けられなかったら、どうなりますか?
年度内に完了しなかった場合、定期接種の対象外となり、2回目は自費(任意接種)となってしまいますので、スケジュールにはご注意ください。
定期接種の対象年齢ではないのですが、接種できますか?
はい、50歳以上であれば任意接種として接種可能です。
当院では1回23,100円(税込)で行っています。
帯状疱疹ワクチンは他のワクチン(コロナ・インフルエンザなど)と一緒に受けられますか?
はい、シングリックスはコロナワクチンやインフルエンザワクチンとの同時接種が可能で、接種間隔を空ける必要もありません。
生ワクチンは他の生ワクチンとのみ、4週間以上、接種間隔を空けなければいけません。
令和7年7月1日更新