子宮頸がんなどの原因となるHPV感染を予防するHPVワクチン。「子宮頸がんワクチン」と呼ばれることもあります。
高校1年生が定期接種として 3回とも無料 で接種を終えるためには、11月までに1回目の接種を始める必要があります。
これは、HPVワクチンは3回の接種に最低4か月かかるためです。
11月を過ぎてしまうと、3回目を翌年3月末までに終えることができなくなります。
この記事の目次
「11月までに始められなかった…もう無理?」
12月以降に接種を開始する場合、主に次の2つの選択肢を考えてみました。
1.1回目・2回目は定期接種(無料)で受け、4月以降の3回目のみ自費で接種する方法。
2.1回目、または2回目まで定期接種(無料)で受け、3回目は接種しない方法。
もちろん、3回接種が推奨 されていますが、
海外では1回接種や2回接種を採用している国もあり、
「3回目を打たなければ意味がない」というわけではありません。
いずれにしても、1月までに接種を開始すれば、2回目までは無料で受けられます。
接種しない理由は「副反応が心配」
当院の患者さんからも、接種をためらう理由として 「副反応がこわい」 という声をよく聞きます。
ですが、当院での実際の副反応のデータや、国内外の大規模データをご説明すると、
皆さん安心して接種を受けてくださいます。
不安な場合は、以下のリンクをご覧いただくか、
どうぞ遠慮なくご相談にいらしてください。
「HPVワクチン、受けるべきか?」〜HPVワクチンの必要性と副反応・副作用〜
今年の高1生の接種率は51.3%
11月の時点で、すでに 過半数 の51.9%の高校1年生が接種を受けています(ワクチンJAPAN)。
実際に20〜30代で子宮頸がんになり、手術で子宮を失ってしまった方のご両親が、「やはりワクチンを打たせるべきであった」とお話しされることもあります。
ご家族の後悔の声を聞くたびに、予防できる病気は、若いうちに予防しておくことの大切さを感じます。
忙しくて時間が取れないあなたへ
高校生活は、学校・塾・部活・アルバイトなどで本当に忙しいですよね。
でも、この 冬休み。
少しだけ時間を作って、接種にいらしてみませんか?
まずは相談だけでも
当院では、診察室で皆さんの疑問や不安に丁寧にお答えします。
「まだ迷っている…」という段階でも大歓迎です。
昨年8/25からは、男性も9価ワクチンを接種することが出来るようになり、男の子をお持ちの患者さんからも相談を受けていますし、接種を開始してくれている子たちがいます。当院では男性の接種も承っています。
HPVワクチンへのご質問にお答えして解説した動画を作成しています。どうぞご参考になさってください。
HPVに関連する病気やHPVワクチンはこちらの動画で解説しています。
まだHPVワクチンを打つべきか迷っている方もいらっしゃると思います。こんな動画も作成しました。
文責 櫻井明弘(日本産科婦人科学会認定医)
初出:令和7年12月3日
補筆修正:令和8年1月5日

