子宮頸がんなどの予防効果のあるHPVワクチン

現在行われている定期接種では、2価と4価のワクチンを無料で接種することが出来ますが、多くの要望を受けて、最新の9価ワクチンの定期接種化が、3月4日に行われた厚生労働省の専門部会(第18回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会)で合意されました(資料)。

9価ワクチンは、昨年3月より接種できるようになりました。

HPVには発がん性の十数種類の型がありますが、2価、4価ワクチンに含まれる子宮頸がん予防の2種類の16、18型だけではなく、9価ワクチンは、合計7種類の型の予防が出来ます。加えて4価と同様に、尖圭コンジローマの原因となる2つの6、11型の予防にもつながります。

これまでHPVワクチンのキャッチアップ接種と同様に要望が多く、また一歩、HPVワクチンが前進した印象です。

しかし、HPVワクチンは、8年間の積極的勧奨の控えで300万人もの方が接種し損ねている、とされており、キャッチアップ接種を含めて約1000万回分のワクチンが確保されなければならないため、この定期接種化が開始されるのは未定です。HPVワクチンも世界各国で争奪されており、差し控えた日本の分が確保されるかは分かりません。

残る要望は現在4価が認可されている、男性への9価の適応拡大と、男性の定期接種化です。