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子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症の4つの薬物療法と副作用、治療費など

GnRHアンタゴニスト「レルゴリクス(レルミナ錠®︎)」が、子宮内膜症の適応を取得してから2年が経過しました。飲み薬

レルミナの薬剤費は、保険適用で月に7,800円くらいです。

子宮筋腫や卵巣にチョコレート嚢胞をつくる子宮内膜症、子宮腺筋症は手術療法が必要となることがありますが、小さなもの、現在手術をするほどの必要が無いものの近いうちに治療が必要となりそうなもの、妊娠に取り組むまでに時間があるものなど、薬物療法が適応となる場合も多いです。

4つの薬物療法

ここでは子宮内膜症子宮筋腫、子宮腺筋症の治療方法をまとめました。治療薬一覧
紹介する4つの薬物療法は、現在国内で用いられる4大薬物療法と言って差し支えなく、多くの施設で用いられています。

現在産婦人科クリニックさくらで行ったり、お勧めしている治療をアップデートしています。 令和4年4月からの診療報酬改定と6月のジェネリック医薬品の発売による費用に修正しました。

治療効果の高い手術療法から、薬物療法も効果が高いと考えられる順に並べました。

例えば、月経痛には子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®)の効果は高いものの、卵巣チョコレート嚢胞を小さくさせる治療効果は乏しい一方で、ジエノゲストや、緩やかではあってもOC/LEPの方が治療効果がある、など、治療の対象となる病気によっても異なるため、一概にこちらが強い=効果的、と言いきれません。

排卵障害の治療もそうですが、いつころ妊娠を考えているのか、今欲しいのか、今後は考えていないのか、は治療方針を大きく左右します。もちろん漠然としたお答えでも結構ですし、考えは今後も変わっていくものですが、治療方針を決める際に今現在の状況を伺っていきます。

次のページからはこれらの治療の中で、偽閉経療法、ジエノゲスト(ディナゲスト®)、IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)、OC/LEP、それぞれの治療法をもう少し詳しく説明していきます。

偽閉経療法は次のページへ

ジエノゲスト(ディナゲスト®)はこちら

IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム・ミレーナ®)はこちら

OC/LEPはこちら

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赤ちゃんを考えている方は別途相談いたしましょう