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月経困難症・子宮内膜症の治療に「ドロエチフレックス®配合錠」〜ヤーズフレックス®のジェネリックが8月17日発売〜

月経困難症や子宮内膜症に伴う痛みに対して保険診療で使用される低用量ピル(LEP)に、新しい選択肢が加わります。

これまで当院でも処方してきた「ヤーズフレックス®配合錠」のジェネリック医薬品である「ドロエチフレックス®配合錠」が、2026年8月17日(月)に発売されます。

当院でも、夏季休診明けの8月17日(月)から処方を開始します。

近隣の薬局では同日午後から受け取れるようです。

ドロエチフレックス®配合錠とは?

ドロエチフレックス®配合錠は、先発品「ヤーズフレックス®配合錠」と同じ

  • ドロスピレノン 3mg

  • エチニルエストラジオール 0.02mg

を含むLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤)です。

ヤーズフレックス®配合錠と同じ有効成分を含むオーソライズド・ジェネリック(AG)で、原薬・添加剤・製造方法が先発医薬品と同一です。

最大120日間、連続して服用できます

ドロエチフレックス®の大きな特徴は、通常の低用量ピルのように毎月休薬して出血を起こすのではなく、最長120日間連続して服用できるため、月経・消退出血の回数を減らすことができるのが特徴です。

内服方法は、

1日1錠を毎日服用

します。

服用開始後24日間は、出血の有無にかかわらず連続して服用します。

25日目以降は、連続する3日間の出血があった場合に4日間休薬します。また、出血がなくても120日間服用した場合には、4日間休薬します。

こんな方に向いています

特に、

  • 月経痛が強い

  • 月経のたびに痛みがつらい

  • 月経回数そのものを減らしたい

  • 低用量ピルを服用していても毎月の出血時に痛みがある

  • 卵巣チョコレート嚢胞がある 

といった方では、連続服用によるメリットが期待できます。

特に子宮内膜症や卵巣チョコレート嚢胞では、月経・排卵を抑える治療が重要になるため、周期的なLEPよりも連続服用を選択することがあります。

一方で、服用開始後しばらくは不正出血が起こることがあります。

「毎月決まった時期に出血がある方が安心」という方には、通常の周期的なLEPの方が適しているかもしれません。

ヤーズフレックス®と何が違う?

ドロエチフレックス®は、ヤーズフレックス®と同じ有効成分を含むジェネリック医薬品です。

大きな違いは薬剤費です。

28日分(1シート)を3割負担で比較すると、

  • ヤーズフレックス®:約2,250円

  • ドロエチフレックス®:約830円

となります。

※薬剤費のみの比較で、診察料・検査料などは含みません。

そのため、これまでヤーズフレックス®を使用していた方にとっても、治療内容を大きく変えずに薬剤費を抑えられる選択肢となります。

低用量ピルは「目的」によって選び方が変わります

低用量ピルやLEPには、さまざまな種類があります。

たとえば、

避妊・月経不順・PMS・ニキビなどが主な目的
→ OC(自費処方)が基本

月経痛や子宮内膜症の痛みを治療したい
→ LEPや黄体ホルモン製剤など

4週間ごとの規則的な出血を希望する
→ ヤーズ®(ドロエチ®)、フリウェル®、ジェミーナ®、アリッサ®︎など

出血の回数をできるだけ減らしたい
→ ヤーズフレックス®、ドロエチフレックス®、ジェミーナ®の連続服用

というように、症状やライフスタイル、重視する価値観によって選択肢が変わります。

また、血栓症などのリスクが気になる方では、LEPではなくジエノゲストなどの黄体ホルモン製剤を選択することがあります。

大切なのは、「どの薬が一番良いか」ではなく、症状・年齢・既往歴・血栓症などのリスク・出血への希望などを考慮して、自分に合った治療を選ぶことです。

当院では8月17日(月)から処方を開始します

ドロエチフレックス®配合錠は、2026年8月17日(月)に発売予定です。

当院では、夏季休診明けの8月17日(月)から処方を開始します。

現在ヤーズフレックス®などのLEPを服用している方で、

「ジェネリックに変更したい」
「薬剤費を少し抑えたい」
「連続服用について相談したい」
「月経の回数を減らしたい」

という方は、診察時にお気軽にご相談ください。

また、これまで低用量ピルを使用したことがない方についても、症状や体質、血栓症などのリスクを確認したうえで、適した治療をご提案します。

なお、LEPの服用前・服用中には、必要に応じて血圧測定や血液検査などの確認を行っています。

よくある質問

ドロエチフレックス®は普通の低用量ピルと何が違いますか?

最大120日間連続で服用できるため、月経や消退出血の回数を減らせる点が大きな違いです。

そのため、 ピルによる出血の際の痛みが強い方や月経の回数を減らしたい方に向いています。

休薬するタイミングはいつですか?

服用開始後24日間は休薬しません。25日目以降に3日連続で出血した場合、または120日間服用した場合に4日間休薬します。

出血があっても飲み続けて大丈夫ですか?

はい。開始後24日間は出血があっても服用を継続します。 しかし25日目以降は、3日連続で出血した場合に、4日間休薬します。

ヤーズフレックス®のジェネリックですか?

はい。ドロエチフレックス®はヤーズフレックス®のオーソライズド・ジェネリック(AG)で、有効成分・添加剤・製造方法が同一です。

どのような人に向いていますか?

生理痛が強い方、子宮内膜症による症状がある方、月経回数を減らしたい方に適しています。


OC/LEPと黄体ホルモン製剤について解説動画を作成しました。

文責 桜井明弘(院長、日本専門医機構認定産婦人科専門医)

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初出:平成29年5月6日
補筆修正:平成30年9月28日
補筆修正:令和2年1月31日、6月9日、8月21日、10月2日
補筆修正:令和3年4月17日
補筆修正:令和4年7月18日、9月21日
補筆修正:令和5年8月10日
補筆修正:令和7年6月25日、8月18日
補筆修正:令和8年4月8日、6月12日、16日、8月8日、10日、13日、よくあるご質問を追記しました。