最新のお知らせ

低用量ピルの服用前、服用中の検査のご案内

低用量ピル(OCやLEP)を服用している方に、副作用チェックを行っています。

・服用開始前
 OCチェックシート、OCスクリーニング検査(血液検査)、血圧測定

・服用開始後初回再診(低用量ピル開始3週間目を目安に)
 診察

・来院、処方の際
 血圧測定

・1年ごとにOCスクリーニング検査(血液検査)

これはOCによる重篤な副作用である血栓症や血管障害を未然に防ぐ目的で、当院で処方しているすべての患者さんに行って頂いています。

OCチェックシートでは、OC服用禁忌、または慎重に服用しなければならない方たちをチェックします。

OCスクリーニング検査は、
 血液一般(貧血や血小板など)、血液凝固機能、肝機能、腎機能、脂質、電解質などを血液検査します。
 服用開始前は「PT」「APTT」「プロテインS」という項目も検査します。
 脂質異常症は高脂血症と呼ばれていました。コレステロールが高い方がピルを服用すると、血栓症のリスクが高まります。

また血圧測定ですが、院内待合室にある自動血圧計を利用して頂いています。
 血圧計で上手く測れない方は、スタッフがお手伝いしていますので、遠慮無くお申し出下さい。

当院で取り扱っている対象となるお薬は
・OC(経口避妊薬)(自費)
トリキュラー、マーベロンファボワール、ラベルフィーユ

・LEP(低用量ピル)(保険)
ルナベルULDルナベルLD、フリウェルULD、フリウェルLD、ヤーズヤーズフレックスジェミーナドロエチ フリエル


またウィメンズヘルスケアの一環として、婦人科検診である子宮がん検診や超音波検査、乳がん検診も、少なくとも1年に1回、行っていただくよう、ご案内致します。

ピルの服用は、乳がんのリスクを高める可能性があるため、乳がん検診も欠かせません。

ピル以外のホルモン治療(内服薬や注射)を長期にわたって行われている場合にも、同様の検査をお勧めしています。

ピルの副作用が心配な方や、リスクが高い方にはPOP(黄体ホルモン)製剤の治療もお勧めしています。

現在、ファボワール、ラベルフィーユは、出荷調整による処方数制限は解除されています

低用量ピルであるOC/LEPと黄体ホルモン剤・POPについて解説動画を作成しました。

(初出:2017年5月1日)
(補筆修正:2018年9月27日)
(補筆修正:2019年8月9日)
(補筆修正:2019年12月13日)
(補筆修正:2020年1月31日、2月25日、6月30日)
(補筆修正:令和3年3月23日、6月30日)
改訂:令和3年12月8日
補筆修正:令和4年2月25日、5月15日、6月17日、12月5日
補筆修正:令和5年12月9日