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月経困難症治療の低用量ピル(LEP)「ジェミーナ、レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合製剤」

平成30年10月4日に発売、処方できるようになった新しい低用量ピル「ジェミーナ」(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合製剤)は、令和元年9月1日より長期処方ができるようになりました。

低用量ピルには、自費診療で処方されるOCと、保険処方が可能なLEPがあります。

当院では、トリキュラー、マーベロン、ラベルフィーユ、ファボワールの4つのOCを処方しており、

また、LEPはヤーズ、ヤーズフレックス、ルナベルLD/ULD、フリウェルLD/ULDとジェミーナ、ドロエチを処方しています。


低用量ピルは配合されるエストロゲンの含有量と黄体ホルモンによって特徴づけられますが、このジェミーナは、エストロゲンはエチニルエストラジオール(EE)が0.2mg配合されているため、ルナベル(フリウェル)ULDやヤーズ、ヤーズフレックスと同様、「超」低用量ピルに位置づけられています。

またジェミーナは黄体ホルモンとしてレボノルゲストレルを0.9mg配合されています。

レボノルゲストレルはトリキュラー、ラベルフィーユにも配合されており、ミレーナ緊急避妊薬の「レボノルゲストレル」にも含有されています。

レボノルゲストレルが配合されたピルは最も痛みが緩和され、頭痛や嘔気、うつ症状を起こしにくく、血栓症も最もリスクが低い、とされています。

またジェミーナは多くのOC/LEPと同様、21日の実薬と7日の休薬をするタイプと、77日実薬を連続服用して、7日休薬するタイプが準備されています。

連続投与やフレックス投与では、周期投与に比べて、出血の回数を減らすだけではなく、卵巣チョコレートのう胞などの子宮内膜症病変の縮小効果があるとされ、また痛みも最も緩和される方法です。


どのような患者さんにこのジェミーナが有効であるか、少しずつ情報が出されてきていますので、今後も皆さまに提供させていただきたいと考えています。


国内ではさらに新しい低用量ピルの治験が行われています。その効果と、どのような位置付けになるか、皆さんの役に立つものか楽しみにしています。

OC/LEPやPOP(黄体ホルモン製剤)に関する動画を作成しました。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

初出:平成30年7月18日
更新:平成30年9月13日
更新:令和元年8月22日
更新:令和2年1月27日、3月10日、7月27日、11月26日
更新:令和4年5月26日、7月9日、31日、10月21日、11月15日
更新:令和5年1月26日、8月14日
更新:令和6年3月24日、疼痛緩和効果を追記しました。