卵巣にチョコレート嚢胞をつくる子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症は手術療法が必要となることがありますが、小さなもの、今現在手術まで必要が無いもの、妊娠を考えるときまでに時間があるものなど、薬物療法が適応となるものが多いです。

これまで下に挙げる治療法を紹介してきましたが、一度まとめてみたいと思います。

ここで紹介する4つの薬物療法は、現在国内で用いられる4大薬物療法と言って差し支えないと思われ、多くの施設で多くの患者さんに用いられています。

それぞれの長短所を表にまとめてみました。

子宮内膜症、腺筋症、筋腫の4大薬物療法

治療効果の高い順に、上から、偽閉経療法、ディナゲストSequential法、ミレーナ、OC/LEPとしました。

病気によっては、例えば卵巣チョコレート嚢胞は、ミレーナによる治療効果がなく、緩やかではあるもののOC/LEPの方が治療効果がありますが、子宮腺筋症の疼痛にはミレーナの方が効果が高い、など、完全にこちらがよい、と言いきれません。

また、あくまでも非手術の、薬物療法ですが、病変が大きくなるまで放置された場合のように、最初から手術療法がベストである場合もあります。外来ではそれぞれの長所短所を念頭に治療方針をお話します。

排卵障害の治療もそうですが、あなたがいつころ妊娠を考えているのか、もう考えていないのか、は治療方針を大きく左右します。もちろん漠然としたお答えでも結構ですので、治療方針を決める際には伺っていきます。

次のページからはそれぞれの治療法をもう少し詳しく説明していきます。

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