更年期障害に対するホルモン補充療法に用いられる「メノエイドコンビパッチ」は、5/26から流通が再開しましたが、明日6/9より、再度限定出荷となるため、処方を制限いたします。具体的には、処方は再処方の方に限り、新たな処方は致しません。この方針は来月末が予定されている限定出荷解除まで継続します。
百日咳ワクチンも出荷制限が解除されましたので、ワクチン接種の予約を再開しています。
一方で細菌性腟炎治療薬「クロマイ腟錠」の出荷停止やカンジダ腟炎治療薬「ルリコン(ルリコナゾール)軟膏・クリーム」の出荷制限があり、処方できなくなっています。
またインフルエンザ、コロナの流行で、鎮咳剤(咳止め)や抗生物質の一部に処方制限があります。
どなたもワクチンやマスク、手洗い・うがいで感染予防に努めて下さい。
国内で流通する医薬品の欠品ですが、最近は減ってきたように思えますが、部分的に、特にジェネリックメーカーなどの出荷調整品が目立ちます。
新型コロナウイルス感染の流行やロシアによるウクライナ侵攻、イラン侵攻、サプライチェーンの不安定さにより、欧州や中国などから輸入される薬剤、薬剤の原料の流通が滞りがちです。今後台湾有事の際にはもっと深刻な事態も予測されています。サプライチェーンを国内に戻さなければいけません。
また、さらに追い討ちをかけたのがジェネリックメーカーの不正問題。不正が発覚して製造を中止している複数の企業の影響が大きいようです。ジェネリック一辺倒を見直さなければならないと思います。
以下に、当院で採用している薬剤のうち、現在処方が制限されている薬剤を列挙します。
(×)で示したものは現在絶対に処方ができないもの、(△)は他の薬剤に切り替えて処方したり、入荷を待っているもので、無印は当院ではなんとかやりくりできているものの、処方数の制限をしています。
この記事の目次
不妊治療で使われる排卵誘発剤など
・hCG製剤5000単位(×)
抗生物質・抗真菌剤
・ビクシリン、サワシリン
・クロマイ腟錠(×)
・ルリコン(ルリコナゾール)軟膏・クリーム(×)→ニゾラールクリームに替えて処方します。
鎮咳剤
・メジコン(デキストロメトルファン)(△)
・アストミン(×)
鉄剤
・フェロ・グラデュメット(×)
ホルモン製剤
・メノエイドコンビパッチ(再度)
・メドロキシプロゲステロン
その他
・ブスコパン
・プリンペラン(メトクロプラミド)(△、院内では×)
ワクチン
・MRワクチン(△)
・麻しんワクチン(×)
医療機関や薬局の在庫は地域や施設により異なるため、かかりつけでご相談ください。
令和8年6月8日、アップデート
