横浜市青葉区医師会は、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種を推める声明を出しました。

当院でも、一昨年まで日本人の接種者はほとんどいませんでしたが、昨年から少しずつ受ける方が増え、今年は早くも昨年を上回る方たちが接種にいらっしゃっています。特に3月に入ってからは、高1生は無料で接種できる最終月であるため、増えていました。

ようやく皆さんにワクチンの必要性が伝わってきたものと思います。


HPVワクチンは、小学校6年生から高校1年生相当まで、市の助成金を受けて接種することができます。

つまり高校1年生の学年、3月末までに全ての接種を終えれば、無料で接種が可能です。

子宮がんの予防と早期発見」の中で詳しく解説しています。当院では通常、ワクチン1回あたり16,000〜16,500円、3回分で47,000〜48,500円がかかります。

HPVワクチンには「サーバリックス®(2価ワクチン)」と「ガーダシル®(4価ワクチン)」がありますが、いずれも接種開始してから通常6か月後に3回目の接種を行います。

つまり、高1生は9月までにワクチン接種を開始すると、全額助成を受けられるということになります。


子宮頸がんは、誰もが罹る可能性があるHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因です。

HPVに感染して、子宮頸がんになってしまったり、前がん病変である異形成になった方は皆さん「ワクチンを打っておけば良かった」と話します。

ご自身が異形成や子宮頚がんにかかってしまったお母様がお嬢さんを連れてらっしゃるケースも少なくありません。

子宮頸がんは発見が遅くなると子宮は取らなければならず、妊娠もできなくなってしまいます。

将来の自分のために、HPVワクチンを接種してください。

また大切なお嬢さんの将来を考えて、保護者の方はワクチン接種を受けさせて下さい。


HPVワクチンについては、ワクチンの副反応をご存じない方もいらっしゃいます。

「副反応も怖いけど、子宮頸がんになる確率の方が高いし、子宮頸がんになる方が怖い。」

ワクチン接種について、診察室での相談も受けていますので、遠慮無く受診して下さい。

また、市や区の機関では、積極的に勧めない姿勢を取っているようです。公費負担が受けられる問診票は医療機関にありますので、公費接種を行っているかどうか確認の上、直接医療機関を受診する方が良いと思います。

*令和2年1月より、サーバリックスの接種費用が変更となりました。

(初出:令和元年7月25日)
(補筆修正:令和元年9月2日)
(補筆修正:令和元年11月14日)
(補筆修正:令和元年12月19日)
(補筆修正:令和2年1月27日)
(補筆修正:令和2年2月7日)
(補筆修正:令和2年3月27日、4月1日)

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