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生殖医療で用いる点鼻薬「ブセレリン」(GnRHアゴニスト製剤)

生殖補助医療(高度生殖医療)のLong法や、排卵のコントロールに、点鼻薬のGnRHアゴニスト製剤「ブセレリン®︎」を使用しています。

 

GnRHアゴニスト製剤(点鼻薬)は本来、子宮筋腫子宮内膜症などに対する偽閉経療法として用いますが、使い方の工夫によって、生殖医療(不妊治療)に応用することができ、かねてより処方されてきましたが、令和4年4月の保険適用から、スプレキュア点鼻薬®と、12月からブセレリン®︎の保険処方が認められました。

ロング法の場合、卵巣刺激・採卵の前の周期から鼻腔内に噴霧を開始します。

以前はナファレリンを用いてきましたが、販売終了となり、それ以前に採用していた「ブセレリン®」を使用しています。


ブセレリンは、

・1日3回(8時間毎)に、左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧します。

・ナファレリンから切り替える場合、最後のナファレリン使用から12時間以内にブセレリンを開始してください。


一般不妊治療においても生殖補助医療と同様にhCG製剤の代わりに排卵を起こす薬剤としても用いることが出来ますが、一般不妊治療では保険処方が認められていないため、自費診療に切り替わります。

排卵を起こす(トリガーとして用いる)場合、

・指定された時間に左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧し、1時間後に再度同じように左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧します。

4月1日より診療報酬改定に伴い、自費のブセレリン点鼻薬の価格改定を行いました

点鼻薬に関するよくあるご質問はこちらをご覧ください

説明動画「生殖補助医療の実際・保険診療編」をアップデートしました。

点鼻薬についても12:18のプレトリートメントの部分で、また16:50のトリガーを説明しています。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

(初出:平成30年12月6日)
(補筆修正:令和2年1月23日、3月18日、25日、6月19日、7月14日、11月2日、12月3日)
(補筆修正:令和3年3月23日、8月19日、9月13日、21日、12月27日)
(補筆修正:令和4年2月21日、4月1日、5日、6月3日、10月7日、12月15日)
(補筆修正:令和5年1月6日、8月12日、ナファレリンの販売終了を追記しました)