ディナゲストと言えば、子宮内膜症の治療薬として有名。現在ではジェネリック医薬品の「ジエノゲスト」として処方されることが多くなりました。

このディナゲストの通常の半量、0.5mg錠が5月28日に処方が出来るようになりました。


さて、子宮内膜症治療との違いですが、以下のようになります。

・子宮内膜症治療は、1mgの製剤を1日に2錠=1日2mg服用

・月経困難症治療は、半量の0.5mgの製剤を1日2錠=1日1mg服用

月経困難症の治療は、

低用量ピル

ミレーナ

の他にも、鎮痛剤や漢方薬があります。


低用量ピルには「血栓症」が稀ではあるものの重篤な副作用がありますが、血栓症は低用量ピルに含まれるエストロゲンによって起こされるため、エストロゲンを含まないディナゲストには、血栓症の副作用がありません。

低用量ピルには、血栓をはじめとして、服用出来ない「禁忌」がありますし、血栓症リスクが高まる40歳以上や肥満の方には処方がしづらい一方で、ディナゲストにはそのような心配がありません。

子宮内膜症治療で発売されてから13年、長期にわたって服用している方もいますが、安全性はとても高い薬です。

また新薬ではありますが、子宮内膜症治療のディナゲストと同じ成分のため、最初から長期処方が可能です。


一方で服用中は排卵しにくくなるため、赤ちゃんを作っている方には適さない方法です。反対に完全に排卵が抑制されるとは限らないため、妊娠を希望しない方はコンドームやIUD(子宮内避妊リング)などの避妊法を取ってください。

また、副作用は、不正出血が最もよく見られています。

月経痛の治療に、また一つ選択肢が産まれました。

どの治療法が適しているか、皆さんの価値観やライフスタイル、妊娠の希望などを伺いながら一緒に考えていきましょう。

初出:令和2年5月27日
一部更新:令和2年5月28日、6月29日