避妊目的に限らず、月経痛の軽減PMS(月経前症候群)などの治療目的に低用量ピル(OC/LEP)を服用することがあります。

目的はなんであれ、避妊効果がある治療を行っている訳ですが、患者さんにはコンドームの使用を勧めています。

理由としてはピルによる避妊効果が100%ではないことと、性行為感染症(STI)の予防があげられます。

ピルは決めたれた服用方法を守っていれば、ほとんど妊娠する可能性がなくなります。しかし、「ほとんど」は「絶対に」ではありません。なぜでしょうか。

低用量ピルが、避妊に効かないことも。。

飲み忘れ!

毎日忘れずにきちんと飲んでいたはずが、ピルのシートを見ると2、3日、飲み忘れていた、ということもあるでしょう。

ピルは飲み続けることで排卵を抑制し、避妊効果だけでなく月経痛、PMSを抑えることができますが、飲み忘れがあるとそれらの効果は期待できなくなってしまうのです。

なるべく毎日、同じ時間に服用できるようにして下さい。

吸収不良?

毎日忘れずにきちんと飲んでいる!のに??

内服薬の限界かもしれません。服用を怠ることなく、間違えることもなく続けているのに効果が乏しいことがあります。

例えば、下痢をしていたり、胃の調子が悪かったり。。

内服薬は色々な吸収経路がありますが、最終的には腸から吸収されなければ、服用してなかったのと変わりはありません。

下痢をしている(消化不良の状態)、どうも胃の調子が、、という時には内服薬の効果が弱くなっていることもあります。

上の飲み忘れと同様に、きちんと飲んでいても排卵してしまうこともあるのです。

自分とパートナーを守るため、コンドームを使うのは、マナーです。

今はまだ妊娠はしたくない、また将来のため、STI感染は避けたい。

パートナーを疑うのではなく、万一パートナーが感染していたら自身が、万一自身が感染していたらパートナーの身体が、つまり、相手を思いやるのであれば、コンドームを使って、妊娠を避ける、STIを避けるのは、マナーと言えます。

だからこそ、ピルを服用していても、コンドームを使うよう、産婦人科医は指導しているのです。