高度生殖医療Long法や、排卵のコントロールに、点鼻薬のGnRHアゴニスト製剤を使用しています。

GnRHアゴニスト製剤(点鼻薬)は本来、子宮筋腫子宮内膜症などに対する偽閉経療法として用いますが、使い方の工夫によって、生殖医療(不妊治療)に応用することが出来ます。

Long法の場合、卵巣刺激・採卵の前の周期から鼻腔内に噴霧を開始します。

これまでナファレリンを用いてきましたが、出荷停止となっており、以前にも採用していた「ブセレリン®」を使用します。

ブセレリンは、

・1日3回(8時間毎)に、左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧します。

・ナファレリンから切り替える場合、最後のナファレリン使用から12時間以内にブセレリンを開始してください。

・価格は1本14日分で、8,250円(税込)です。


また、一般生殖医療においてもhCG製剤の代わりに排卵を起こす薬剤としても用いることが出来ます。

この場合、

・指定された時間に左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧し、1時間後に再度同じように左右の鼻腔に1プッシュずつ噴霧します。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

(初出:平成30年12月6日)
(補筆修正:令和2年1月23日、3月18日、25日、6月19日、7月14日、11月2日、12月3日)
(補筆修正:令和3年3月23日、8月19日、9月13日、21日)