≪横浜市子宮がん無料検診≫
今年度、令和5年度の横浜市子宮がん検診の無料対象となる皆さんに、お知らせです。
市からは6月に無料クーポンが発送されています。
無料クーポンを持参していただけたら、他の必要な書類は医療機関に備えられています。
特に一昨年度からの子宮頸がん検診の無料対象者は、中高生の頃にHPVワクチン接種をほとんど行っていない学年で、接種率は、今年度24歳になる学年の68.9%から一昨年度対象者(23歳になる学年)は14.3%に、昨年度対象者(22歳になる学年)はわずか1.6%に、そして今年度対象者(21歳になる学年)はわずか0.4%に急落しました。
現在行われているキャッチアップ接種を受ける方も増えていますが、ワクチンを接種していない世代なので、若いうちから子宮頸部異形成も増えており、子宮頸がんへの進行が心配されています。その推計値は、1学年で4,000人が子宮頸がんにかかり、1学年で1,000人が亡くなる、とされています。
無料検診の対象となるのは、今年度中に
・21歳になる方(平成14年・2002年4月2日~平成15年・2003年4月1日生まれ)です。
こちらのクーポン券は、平成30年のものです。
クーポン配送後は以下の点に注意してください。
※転入された方、紛失された方も横浜市発行のクーポンが必要です。居住区の福祉健康センターへお問い合わせください。
※8月1日以降はクーポンをお忘れの場合は無料で受けられません。後日クーポンを持参し精算していただきます。
※使用期限は令和6年3月31日までです。
なお、母子手帳についている子宮頸がん無料クーポンは、出産前日まで使用可能です。
また無料クーポンに該当しない方も、1年に1回の子宮頸がん検診をぜひ、受けて下さい。
無料クーポン事業は横浜市だけでなく全国の全ての自治体で行われています。ご利用には、自治体が指定した医療機関への受診が必要なため、住民票のある自治体からのお知らせやHPなどをご参照ください。
また、令和5年4月から、皆さんも含め、高2から1997年・平成9年度生まれの女性に、HPVワクチンのキャッチアップ接種が無料で行われていますので、HPVワクチン接種について改めて考えましょう。
子宮頸がんやHPVワクチンについて解説した動画を作成しました。令和5年度版にアップデートしましたので参考にして下さい。
またHPVワクチンへのご質問にお答えした動画も最新のデータを元にアップデートしました。
文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)子宮ガン検診
更新修正:平成29年7月31日
〃:平成30年6月12、13日
〃:平成30年8月1日
〃:令和元年7月31日
〃:令和2年2月1日、3月19日、4月1日、6月5日、19日、7月3日
〃:令和3年1月8日
〃:令和3年6月9日、7月8日、21日、11月7日
〃:令和4年1月6日、2月28日、3月3日、4月1日、7月20日、8月30日、10月6日、11月3日、16日
〃:令和5年1月5日、3月27日、30日、4月1日、7月6日、9月1日、HPVワクチンへのご質問に答えた動画を作成しました。