最新のお知らせ

今年度21歳になる方には、横浜市の「子宮頸がん検診」が無料で行うことができます。

≪横浜市子宮がん無料検診≫

今年度、令和7年度の横浜市子宮がん検診の無料対象となる皆さんに、お知らせです。

市から、6月頃に無料クーポン券(見開きのハガキ)が発送されますが、すでに4月で新年度となっているため、住所と生年月日がわかればクーポン券がなくても検診を無料で受けられます。

必要な書類は医療機関に備えられています。

また、今年度より、横浜市では子宮頸がん検診の無料対象が拡大し、今年度22歳から25歳になる方も、これまで横浜市子宮がん検診を受けたことがない方は、無料で受けることが出来ます。この方たちにも6月頃に無料クーポン券(見開きのハガキ)が発送されます。

その他、30〜60歳を対象に行われているHPV検査単独法66歳になる方の無料検診、70歳以上の無料検診、妊婦さんの無料検診があります。

こちらのページにまとめました。


特に令和3年度からの子宮頸がん検診の無料対象者は、中高生の頃にHPVワクチン接種をほとんど行っていない学年で、接種率は、今年度25歳になる学年の68.9%から24歳になる学年は14.3%に、23歳になる学年はわずか1.6%に、22歳になる学年はわずか0.4%に、そして今年度対象となる学年では0.2%と、急落しました。

現在行われているキャッチアップ接種受ける方も増えていますので、このグラフより改善されていますが、もともとワクチンを接種していない世代なので、若いうちから子宮頸部異形成も増えており、今後の子宮頸がんへの進行が心配されています。その推計値は、1学年で4,000人が子宮頸がんにかかり、1学年で1,000人が亡くなる、とされています。

どうか皆さんも、一日も早く、HPVワクチンを接種してほしいと思います。高1生のHPVワクチン無料定期接種は、9月が開始の最終月となります。

無料検診の対象となるのは、今年度中に
 ・21歳になる方(平成16年・2004年4月2日~平成17年・2005年4月1日生まれ)です。

無料クーポン券配送後は以下の点に注意してください。

※転入された方、紛失された方も横浜市発行のクーポンが必要です。居住区の福祉保健センターへお問い合わせください。

なお、母子手帳についている子宮頸がん無料クーポンは、出産前日まで使用可能です。

また無料クーポンに該当しない方も、子宮頸がん検診をぜひ、受けて下さい。

無料クーポン事業は横浜市だけでなく全国の全ての自治体で行われています。ご利用には、自治体が指定した医療機関への受診が必要なため、住民票のある自治体からのお知らせやHPなどをご参照ください。

こちらの記事もご覧下さい。

HPVワクチンを打っているから、子宮頸がん検診は不要?

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)子宮ガン検診

更新修正:平成29年7月31日
〃:平成30年6月12、13日
〃:平成30年8月1日
〃:令和元年7月31日
〃:令和2年2月1日、3月19日、4月1日、6月5日、19日、7月3日
〃:令和3年1月8日
〃:令和3年6月9日、7月8日、21日、11月7日
〃:令和4年1月6日、2月28日、3月3日、4月1日、7月20日、8月30日、10月6日、11月3日、16日
〃:令和5年1月5日、3月27日、30日、4月1日、7月6日、9月1日、
〃:令和6年1月4日、30日、4月1日、6月7日、7月11日
〃:令和7年7年4月5日、令和7年度の変更点もまとめました。