メノポーズ、日本語では閉経。
世界メノポーズデー、およびメノポーズ週間では、閉経のころ(更年期)に訪れる、症状や身体、精神面での変化を知り、前向きに考えて行く機会です。
みなさん、早い方では30代後半くらいから、主には40代に入って、生理が不順になったり、体調や気持ちの変化があると、「更年期」と心配することはありませんか?
更年期、=閉経、=更年期障害、とネガティブにとらえてしまいますよね。
さて、更年期や閉経を迎えると、皆さんの体はどのような変化が起こるのでしょうか。
それは人それぞれだし、さまざまな症状があります。更年期障害は患者さんの数だけ、症状がある、とまで言われたりします。
患者さんの数、は大袈裟だとしても、当院でも以下のような情報を発信しています。
・「出血が減って来た? 月経の様子が変わって来たのは歳のせい?」
・「更年期障害治療のご案内 〜ホルモン補充療法やプラセンタサプリメントなど〜」
そう言えば、更年期障害で多く見られる、ほてり、Hot Flushとも呼びますが、ホットフラッシュの治療薬が近い将来、処方できるようになります。
厳密にはホルモン剤ではないので、乳がんや子宮体がん、血栓症のリスクがないものと期待されています。
他にもこの頃から、骨密度が低下する骨粗鬆症、コレステロールが上がる脂質異常症、高血圧、糖代謝異常(糖尿病)などの病気、また脱毛やお肌のシミ、シワなどの美容的なトラブルなど、ひとつひとつ解決して、素敵な年齢を重ねてまいりましょう。
人生100年時代を迎え、メノポーズはちょうど折り返し地点。残りの半生を笑顔で送っていただきたいと応援します。
初出:令和5年10月18日
補筆修正:令和6年10月20日