最新のお知らせ

令和6年度、横浜市風しん抗体検査・ワクチン接種のご案内

横浜市の風疹予防助成事業が令和6年度も、令和5年度と同様に実施され、対象が妊娠を希望されている女性や妊婦さんの同居家族まで、の中学1年生までに拡げられています

現在、麻疹ワクチン、MRワクチンの出荷調整のため、これらのワクチンの接種を一時中断しています


期間  令和7年3月31日まで

対象  中学1年生以上の横浜市民で、
① 妊娠を希望している女性
② 妊娠を希望している女性のパートナー(婚姻関係は問いません)と同居家族
③ 妊婦のパートナー(婚姻関係は問いません)と同居家族

過去に2回以上MRワクチンや風しんワクチンを接種した方、また妊婦さんは対象外です。

小学6年生までは、無料の公費接種を受けてください。


実施内容 

◆ 風しん抗体検査◆ 当院での窓口負担 無料  
☆ 検査結果は1週間でわかります。
検査はHIと言う方法です。EIA法やCLEIA法は助成の対象となりませんので、ご希望の方は別途自費検査となります。
     
当院の4種抗体検査
☆ 当院では妊娠中の流早産、赤ちゃんの異常を予防する目的に、風疹以外にも麻疹、ムンプス、水痘ウィルスの抗体検査と必要な場合のワクチン接種を行っています。

この4種の抗体検査を当院では、
☆ 8,140円⇨1,100円(税込)(令和7年3月31日まで)で行っています。

◆ 予防接種(麻しん風しん混合ワクチン=MRワクチン)◆ 当院での窓口負担 3,300円(税込)麻疹風疹ワクチン
 ☆妊娠中はワクチン接種ができません。
 ☆コロナワクチンとも2週間以上間隔を空けなければなりません。
 ☆接種後は2ヶ月の避妊が必要です。
 ☆男性はいつでもワクチン接種が可能です(パートナーの妊娠とは関係なく、パートナーが避妊する必要もありません)。

現在、麻疹ワクチン、MRワクチンの出荷調整のため、このワクチンの接種を一時中断しています。お急ぎの場合には、風疹ワクチン(単抗原)を自費5,720円で接種いただくこともできます。

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~先天性風疹症候群とは~

風しんウイルスによって、胎児に先天異常をもたらす疾患を先天性風疹症候群と言います。
妊婦さん、特に妊娠初期(16週まで)の女性が風疹にかかると、赤ちゃんが風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

詳しくは当院スタッフ、診察室でご質問下さい。

風疹に関する関連記事はこちらをご覧ください。

先天性風疹症候群で亡くなったお子さんたち。 ~これから妊娠を考える方たちに、風疹、麻疹抗体検査、ワクチン接種のお勧め~

風疹抗体検査とMRワクチン接種のお勧め ~当院の検査データを元に、今妊娠を考えているカップルへ~

「風疹ワクチン、男性も避妊?」 ~風疹に関する質問や話題~

・令和7年3月末まで40〜58歳となる男性を対象に「風しん第5期定期接種」が行われています。

・コロナウイルス感染のため、全国的に風疹の抗体検査が進んでいないようです。改めて検査を検討してください。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

初出:2017年5月30日
補筆修正:2017年12月19日
補筆修正:2018年3月18日
更新:2018年4月2日
更新:2018年6月30日
更新:2019年4月19日
更新:2020年2月21日
更新:令和2年3月27日
更新:令和3年3月18日、23日、10月27
更新:令和4年7月5日、8月26日
更新:令和5年4月1日
更新:令和6年3月24日、30日、令和6年度のお知らせに改めました。