今年の風しん患者さんが、2,004人報告され、2,000人を超えました。

昨年からの流行で、昨年2,917人、あわせて4,921人が感染しています。

昨年からの風疹の大流行で、大変残念なことに、この流行で3例の先天性風疹症候群が報告されています。

今年に入って、昨年からの流行で初めての、先天性風疹症候群の報告は埼玉県でありました。
こちらのお母さんはワクチン接種歴があり、妊娠中に罹ったかどうかは不明とのことです。ワクチン接種はいつ行われたか不明、とのことで、本当にワクチンを接種していたのか、また、ワクチン効果が弱まっていたのではないかと推察されます。

2013年の流行では、全国で17,000人が風疹に感染し、先天性風疹症候群は45人でした。

スクリーンショット 2019-05-14 12.49.45先天性風しん症候群(CRS)の報告(2019年5月13日現在)国立感染症研究所

この表は全国の先天性風しん症候群を全例掲示していますが、2013年に32人、2014年に9人の報告以降、今年まで実に5年間、1人も報告がなかったのです。流行がなければ一人もいなかったということです。

院長も親しくさせて頂いている、 お子さんを先天性風疹症候群で亡くされた可児佳代さんのインタビュー記事を紹介させて頂きます。


2020年までに風疹を排除する目標のため、流行の中心となっている39~56歳の男性を対象とした抗体検査とワクチン接種を行う風しん第5期予防接種が始まり、当院でも検査に来院される男性がみられるようになりました。大変ありがたいことです。

全国では12万人以上の方が検査を受けている、と、7月17日の厚労省の感染症部会で報告されました。

 


現在妊婦さんが、かかるのを避けたいウィルス性疾患が流行しています。

昨夏から流行が持続している風疹。島根県の市長が感染してしまったことでも注目されています。

また麻疹の感染も報告されています。フィリピンや米国でも感染者が急増しています。

さらに今シーズンは例年よりリンゴ病が多く持続しています。

いずれも妊婦さんにとって避けなければならないウィルス性疾患です。


風疹、麻疹、水痘、ムンプス(おたふく)は、妊娠前に抗体があるか血液検査を、抗体がなければワクチン接種して抵抗力をつけますが、妊娠中にワクチンは接種できず、またワクチン接種後は2ヶ月の避妊期間が必要です。

一方でインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンのため、妊娠中でも受けることが出来ます

リンゴ病は残念ながらワクチンがなく、抗体検査は出来ますが、感染から身を守るには、一般的な風邪と同様、マスクの着用とうがい、手洗いくらいしか手立てがありません。

過去にかかったはず、とか、ワクチン接種した、と言う方はこちらのページもご覧ください


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