関西を中心に、全国的に麻疹感染の報告が例年を上回っており、ついに厚生労働省も注意喚起を出しました。

麻疹(はしか)は、昨年の流行が7月には終息宣言が出されていましたが、9月、愛知県、名古屋市を中心に再度感染報告があり、三重県の集団感染、徳島市での報告や、新幹線やアイドルグループのイベント、あべのハルカスでの感染などがみられ大阪府が注意喚起しています。

2月11日にフィリピンから帰国した10代の女性が麻疹に感染した状態で成田空港から横浜市のYCATにリムジンバスを利用し、東急東横線日吉駅まで移動したとの報道があり、横浜市でも注意を喚起しています。

麻疹は妊婦さんが感染すると、流産、早産、死産、また妊婦さん自身の肺炎合併、そして妊婦死亡率が増加します。


昨年からの風疹の大流行。ついに初めての先天性風疹症候群の報告が埼玉県でありました。

お母さんはワクチン接種歴があり、妊娠中に罹ったかどうかは不明とのことです。ワクチン接種はいつ行われたが不明、とのことで、本当にワクチンを接種していたのか、また、ワクチン効果が弱まっていたのではないかと推察されます。

2013年の流行では、全国で17,000人が風疹に感染し、先天性風疹症候群は45人でした。

昨年からの流行で、昨年2,917人、今年87人で、あわせて3,284人が感染しています。

院長も親しくさせて頂いている、 お子さんを先天性風疹症候群で亡くされた、可児佳代さんのインタビュー記事を紹介させて頂きます。


現在妊婦さんが、かかるのを避けたいウィルス性疾患が流行中です。

昨夏から流行が拡大している風疹

また今シーズンは例年よりリンゴ病が多く、12月より例年通りインフルエンザの流行。当院に通院されている患者さんも多く罹患しています。

昨年前半に流行拡大が懸念された麻疹も再び感染報告があり、首都圏を中心に水痘(水ぼうそう)の流行の恐れがあります。

いずれも妊婦さんにとって避けなければならないウィルス性疾患です。


風疹、麻疹、水痘、ムンプス(おたふく)は、妊娠前に抗体があるか血液検査を、抗体がなければワクチン接種して抵抗力をつけますが、妊娠中にワクチンは接種できず、またワクチン接種後は2ヶ月の避妊期間が必要です。

一方でインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンのため、妊娠中でも受けることが出来ます

リンゴ病は残念ながらワクチンがなく、抗体検査は出来ますが、感染から身を守るには、一般的な風邪と同様、マスクの着用とうがい、手洗いくらいしか手立てがありません。

過去にかかったはず、とか、ワクチン接種した、と言う方はこちらのページもご覧ください


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