昨年からの風疹の大流行。今年に入って週に報告される患者数は、なかなか減りません。

また今年に入って、昨年からの今回の流行で初めての、先天性風疹症候群の報告が埼玉県でありました。
お母さんはワクチン接種歴があり、妊娠中に罹ったかどうかは不明とのことです。ワクチン接種はいつ行われたが不明、とのことで、本当にワクチンを接種していたのか、また、ワクチン効果が弱まっていたのではないかと推察されます。

2013年の流行では、全国で17,000人が風疹に感染し、先天性風疹症候群は45人でした。

昨年からの流行で、昨年2,917人、今年もすでに1,202人で、あわせて4,119人が感染しています。

院長も親しくさせて頂いている、 お子さんを先天性風疹症候群で亡くされた、可児佳代さんのインタビュー記事を紹介させて頂きます。


現在妊婦さんが、かかるのを避けたいウィルス性疾患が流行しました。

昨夏から流行が拡大している風疹

また今シーズンは例年よりリンゴ病が多く、12月より例年通りインフルエンザの流行。当院に通院されている患者さんも多く罹患していました。

昨年前半に流行拡大が懸念された麻疹も再び感染報告があり、首都圏を中心に水痘(水ぼうそう)の流行の恐れがあります。

いずれも妊婦さんにとって避けなければならないウィルス性疾患です。


風疹、麻疹、水痘、ムンプス(おたふく)は、妊娠前に抗体があるか血液検査を、抗体がなければワクチン接種して抵抗力をつけますが、妊娠中にワクチンは接種できず、またワクチン接種後は2ヶ月の避妊期間が必要です。

一方でインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンのため、妊娠中でも受けることが出来ます

リンゴ病は残念ながらワクチンがなく、抗体検査は出来ますが、感染から身を守るには、一般的な風邪と同様、マスクの着用とうがい、手洗いくらいしか手立てがありません。

過去にかかったはず、とか、ワクチン接種した、と言う方はこちらのページもご覧ください


次のページから、風疹、麻疹、水痘、ムンプスの、妊婦さんの感染について解説していきます。