*現在麻疹ワクチン、自費のMRワクチンの出荷調整中のため、風疹、横浜市MRワクチン、水痘帯状疱疹、ムンプスワクチンは、お電話か受付で予約を承っています。
また平成30年から、風疹の全国的な流行があり、残念ながら、妊婦さんが風疹にかかり、お腹の赤ちゃんが先天性風疹症候群になってしまった5例が報告されました。
妊娠前に風疹ワクチンを接種していたら、防げた病気です。
妊娠する前に、風疹の抗体があるかどうか、必ず確認して欲しいと思います。
風疹ワクチンをはじめ、MRワクチン、麻疹ワクチン、ムンプス、水痘ワクチンなど、生ワクチンを接種した後は、女性は接種後2ヶ月間の避妊期間が必要です。
これは接種後、ワクチンに含まれているウィルスの成分が体内を循環している可能性があるからで、この2ヶ月の間に妊娠した場合、妊娠中に罹りたくないウィルスに罹ってしまうことになるからです。
ただし、これはあくまでも妊娠する女性への指導で、流行の中心となりうる男性が生ワクチンを接種した場合には、避妊の必要は全くありません。
男性は妊娠しませんし、精子を介しての影響は心配ありませんので、妊娠を考えている男性は、積極的にワクチン接種にご協力下さい。
平成31年度(令和元年度)から現在、39〜57歳の男性を対象に「風しん第5期定期接種」が行われています。
ご自身や奥様、赤ちゃんのため、また日本から風疹を排除するために、皆さまのご協力をお願い申し上げます。
風疹や麻疹、ムンプス、水ぼうそうなどの生ワクチンの接種とコロナワクチンは、同時接種も可能で、また接種間隔を空ける必要がありません。もちろんインフルエンザワクチンも同様です。
文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)
初出:平成30年10月24日
補筆修正:平成31年4月19日
補筆修正:令和2年3月14日、6月5日
補筆修正:令和3年5月19日、12月4日
補筆修正:令和4年10月10日、12月23日
補筆修正:令和6年1月7日、28日、3月16日、10月5日、17日