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妊娠を考え始めたら、葉酸をサプリメントで摂取してください。〜産まれてくる赤ちゃんとご自身のために〜

☆神経管閉鎖障害とは、

妊娠初期に葉酸が不足することで、
胎児の神経管閉鎖障害の危険性が高まります。
神経管は発達して脳や脊髄になる器官で、
この部分に障害が起こると赤ちゃんの
中枢神経の異常や下半身麻痺などの症状を伴います。

神経管閉鎖障害は妊娠6週、赤ちゃんの心拍がみられる頃に発症します。

神経管閉鎖障害は、無脳症、脳瘤、二分脊椎などの病気が含まれ、

無脳症は、その名の通り、赤ちゃんの脳が作られません。産まれても生存できない病気で、胎内で診断された場合、人工妊娠中絶術が行われます。

脳瘤とは、出産後に瘤を摘出しなければなりませんが、神経障害が残る可能性があります。

二分脊椎は、背骨の中を通る脊髄がむき出しになってしまう病気で、手術をしても下半身麻痺による歩行困難、水頭症、排泄障害などが残り、生涯にわたってリハビリテーションが必要となることがあります。

☆妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、子宮内胎児発育遅延とは、

妊娠高血圧症候群は、妊娠中に妊婦さんの高血圧、タンパク尿がみられる状態で、かつては下肢の浮腫(足のむくみ)とともに妊娠中毒症、と呼ばれていました。

その結果、赤ちゃんの育ちが悪かったり、妊婦さん自身の健康を損なう可能性があります。

また子宮内胎児発育遅延とは、

子宮の中で赤ちゃんの育ちが悪い状態で、産まれたときに体重が軽く(低出生体重児)、未熟児になる可能性があります。

近年、葉酸とホモシスチン・活性酸素の関係について発表があり、
妊娠高血圧症候群の発症が予防出来るとの報告が見られるようになってきました。
また原因不明の子宮内胎児発育遅延に対しても、同様の報告があります。

その他、葉酸が不足すると、
ホモシスチン(動脈硬化が促進されるアミノ酸)が分解出来ず、動脈硬化を引き起こす原因となったり、

体内の赤血球が正常に作られず、重症な貧血(悪性貧血)を引き起こします。


それでは、この葉酸、毎日の食事やサプリメントでどれくらい摂取した方がいいのでしょうか。