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子宮頸がんの妊婦さんから産まれたお子さんの肺がんが見つかった報告

妊婦さんや、子宮頸がんの患者さんにとってはショッキングなニュースでした。

国立がん研究センターの発表によると、

・2人の小児肺がん患者さん(子供の肺がんは、かなり珍しいです)の原因が母親の子宮頸がんだった。

と言うもので、羊水を介して赤ちゃんがお母さんのがん細胞を吸い込んでしまい、その細胞が赤ちゃんの肺に生着してしまったものと考えられています。

二人の赤ちゃんは抗がん剤治療と手術を受けましたが、二人のお母さんはいずれも亡くなっているそうです。


日本では妊婦さんの子宮頸がんが、1年間に500人近く見つかると予想されています。


このような悲劇を繰り返さないためにも、子宮頸がんは、

・HPVワクチン接種

・子宮頸がん検診

の2つを必ず受けて欲しいと思います。横浜市の子宮がん検診はこちらをご覧ください


HPVを原因とする病気やHPVワクチンについてはこちらもご覧ください。

またHPVワクチンに関するご質問にお答えした動画を作成しました。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

初出:令和3年1月7日
補筆修正:令和3年8月4日
補筆修正:令和4年3月26日、10月31日、11月16日
補筆修正:令和5年4月18日、11月30日