現在、生殖補助医療で、自己投与ができる排卵誘発剤として、「ゴナールエフ皮下注ペン」を採用していますが、新しく「レコベル®︎」も採用して、患者さんに使っていただいています。
レコベルは、患者さんの抗ミュラー管ホルモン(AMH)の値と体重から投与量が設定される「アルゴリズム」に基づいた新しい排卵誘発剤で、FSH製剤です。
このアルゴリズムによりますと、AMHが低い方はより強い刺激が必要なため、より多くの投与量が必要となります。反対にAMHが高い方はOHSSのリスクもあるため、より少ない投与量が設定されます。
この投与量は、治療周期の間、増減することはありません。
レコベルの使用方法は、以下のリンクに動画が紹介されています。
自己注射を検討されている方は一度、ご覧になってください。
ここでは、
・自己注射の手順と取り扱い
・ペンの残量が不足している場合
*現在、生殖補助医療で使用できる注射の排卵誘発剤には、
「レコベル」
「ゴナールエフペン」
がありますがどちらも安定的な供給がなされておらず、卵巣刺激開始時に在庫状況を見ながら選択しています。ご迷惑とご心配をかけますが、念の為、どちらの動画もご覧になり、準備してください。
生殖補助医療の治療成績を動画で解説しています。
また、生殖補助医療を保険診療で行う場合の治療の実際を動画で解説しました。
初出:令和4年5月31日
補筆修正:令和4年10月15日、11月27日
補筆修正:令和5年3月10日、生殖補助医療の治療成績を、動画で解説しました。