生殖補助医療で胚移植後の黄体補充に用いる黄体ホルモン腟錠「ワンクリノン腟用ゲル®」ですが、出荷調整により現在は「ウトロゲスタン腟用カプセル」を処方しています。ウトロゲスタンも既に出荷調整対処となっているため、近いうちに別の製剤に切り替わる可能性もあります。

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当院ではこれまで黄体ホルモン腟剤の「ルティナス®」「ウトロゲスタン®」「ワンクリノン®」それぞれの出産率を比較しましたが、いずれも治療成績に差がありませんでした。

この中でワンクリノンだけが、1日1回、使用するもので、多くの患者さんで満足度が最も高かったため、ワンクリノンに統一していました。

しかし、上述したように出荷制限があるため、当面はウトロゲスタン腟用カプセルを処方します。

ウトロゲスタンは自費診療の場合、院内で14日分(42カプセル)で17,600円(処方料、税込)で処方しています。

文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)

初出:令和元年11月21日
補筆修正:令和2年1月31日、3月10日
補筆修正:令和4年8月26日、9月8日、9日、10月21日、ウトロゲスタンの出荷調整について追記しました。