まもなく10月となります。
HPVワクチン、高1生の定期接種と、27歳までのキャッチアップ接種は、来年3月までに6ヶ月間の接種期間を終えなければならないため、9月に接種を開始する必要があります。
当院でも月末になり、大変多くの方が接種にいらしていますが、明日、10/1になったら打つ意味がなくなってしまうのでしょうか。また自費で接種しなければならないのでしょうか。
そんなことはありませんので、あせらずに対策を一緒に考えましょう。
この記事の目次
短縮スケジュールで!
現在ほとんど全ての方が接種している9価ワクチンは、
1回目から2回目:2ヶ月後、ですが、少なくとも1ヶ月以上
2回目から3回目:4ヶ月後、ですが、少なくとも3ヶ月以上
とあり、10月に接種を開始しても、2回目を2ヶ月以内、3回目を2回目から4ヶ月以内に設定すれば、3月末までに無料で接種を終えることが出来ますね。
9月末から接種にいらしている患者さんには、2ヶ月後、6ヶ月後に風邪引いてもワクチン打てないんだから、前倒しして接種してね、と案内しています。
10月に入っても間に合います。なんとか3月末までに無料で打ち終えられるよう、サポートします!
でも、少しだけでも早く打ち始めて下さいね。
2回だけでも無料で接種する!
これには二つの方法があります。
無料で打てる2回までにする。
3回目がどうしても4月以降になってしまう場合には、3回目を打たない、と言うのも選択できます。
このワクチンは3回と定められているのは、1、2回だけでは予防効果が出ない、のではなく、予防効果が長続きしない可能性があるからです。特に接種したばかりでもキチンと抗体価が上昇し、予防効果はみられると考えられています。
国によっては、1回接種の国もあります。つまり、1回でも予防効果が得られると言うことです。
4月以降に自費接種をする。
残念ながら3月末までの無料期間に終えられなかった場合には、4月以降に自費接種を行う選択で、上に書いた抗体の持続を考えると、せっかく接種したので3回目まで接種して頂きたいです。
当院では自費接種の場合、1回につき、
30,800円(税込)
です。
とても高価なので、是非、無料の接種を終えましょう!