長い間当院で採用してきた「プロゲデポー」に続き、「プロゲステロン」筋注も製造中止となり、近いうちに終了となります。
これで黄体ホルモンの注射剤は国内からなくなり、今後は生殖補助医療以外は全て内服剤となります。
日本では現在毎年薬価改定が行われ、ほとんどの薬剤の価格が年々安くなっていきます。これは医療費抑制効果であり、患者さんの負担が減るため歓迎すべきことではありますが、製薬会社は同じクオリティを保ちながら、売上が減少してしまうため、製造販売が赤字となり成り立たなくなってしまうのです。
ジェネリック医薬品の問題も含めて、製薬業界の国際的競争力も踏まえて見直さなければならない問題です。
さて、これに伴い、いくつかのホルモン療法で使用する方法が変わります。
治療法は別のページで解説しています。
また詳しくは診察室で説明しますので、ご質問など、お気軽にどうぞ。
令和5年9月20日アップデート