現在国内で流行中のインフルエンザ、すでに昨年の感染者数を越え、過去10年間で最も多くなる、と予想されていますが、その中心となっているのが、インフルエンザAの変異株「サブクレードK」です。
サブクレードK、どんなインフルエンザウイルスなのでしょうか。
サブクレードKは、インフルエンザA型(H3N2)の変異株です。
やはり南半球で初めて確認されたものが、その後イギリス、カナダ、日本など北半球で流行しています。
サブクレードKの症状は、他のインフルエンザA型と大きくは変わりません。特に他の重症化のリスクが高いものではありませんが、感染力が強く、また抗体を持っている人は皆無に近いので大流行となる可能性が高いです。
また、今年のインフルエンザワクチンを接種していても、サブクレードKに対する感染予防にはなりませんが、ワクチンを接種していた方が重症化を予防できるため、やはりワクチン接種が推奨されます。
これまでも感染防止のお願いをして参りましたが、改めてお願いします。
・来院前の検温と、発熱・感冒症状・体調不良の際の受診を控えて下さい。
院内には妊婦さんも含めて、多くの患者さんがいらっしゃいます。お互いの感染予防が感染拡大予防の鍵となります。
・マスクは不織布マスクを、鼻を出さずに正しく装着して下さい。
不織布マスクに比べて、布マスクは約半分の予防効果、ウレタンマスクはノーマスクと同等、と言う事もだいぶ知られるようになってきています。
自分が罹っていても、最初は無症状です。罹っているかもしれない、という可能性をいつも考え、他人への感染防止が肝要です。また鼻を出していると他人への感染には及びませんが、他人からのウイルスを鼻から100%吸入できることになり、ご自身の感染予防には全くなりません。ご注意ください。
不妊治療など婦人科の診療に際してご主人が付き添うのは、本来理想とされています。しかし、来院者が増えて、院内感染のリスクがお互いあるため、今は極力来院することを控えて下さい。
・お会計待ちのないクロンスマートパスやオンライン診療をご利用ください。
当院では診察や採血・注射などの処置が終わった後で、会計を待たずにお帰り頂ける「クロンスマートパス」を導入しています。会計の待ち時間が無いため、院内にいる時間を短縮できて感染症対策となります。
またオンライン診療では、超音波検査や内診、採血・処置を伴わない、検査結果の説明や処方などの診察を受けることができます。こちらもはご自宅で受診できるため、やはり感染症対策となります。是非ご利用ください。
当院もスタッフの健康管理はもちろん、定期的な消毒作業や換気、空気清浄機の設置、アクリルボードの設置など、これまで通りの感染予防に努めて参ります。
皆さまのご協力をお願い申し上げます。
院長 桜井 明弘
令和7年12月1日

