繰り返しのお願いで恐縮です。

いよいよ第6波が収束して来たかと思われ、また厚労省から新しいマスクルールが提示されていますが、公共交通機関とともに、医療機関では引き続きマスク着用が求められています。

当院でもこれまで通り感染予防の観点から、不織布マスクの着用をお願いしています。


少なくともウレタンマスクには、感染予防効果が全くありません。

昨年9月6日(月)からは、不織布マスクをお持ち出ない場合、1枚50円で購入していただいております。ほとんどの方は不織布マスクを着用されているか、お持ちになっていますが、どうぞご理解いただき、ご協力ください。


布製のマスクでも予防効果が劣るため、不織布マスクが推奨されています。昨年8月13日、東京都医師会会長尾﨑先生も、おそらく公的な組織として初めて触れて下さいました。

また、日本小児科学会、日本小児科医会からも、不織布マスクの着用の推奨が公表されています。

感染症を専門とする方たちの中ではずっと、不織布マスクが常識である、とされていました。

ウイルスカット効果を謳うウレタンマスクもあるようですが、科学的な検証が不十分です。

また、ワクチンを打たない、のも確かに自由に違いないですが、ワクチン打たずウレタンマスク、なら何の感染予防もしていないことと同じです。ワクチン接種の遅れとともに、ウレタンマスクが第5波の原因となったのではないでしょうか。

SNSでも「私はほとんどマスクを着けていないが罹っていない。マスクは効果がないと思う」なんて書き込みを散見しますが、大きな間違いです。自分が罹らないのは、自分だけでなく周囲の人がワクチンを接種し、マスクを着用してくれているからです。

マスクはあなたを守ることも当然ですが、それ以上にあなたから他の方への感染を防ぐために着けるのがマナーです。

コロナは感染してもすぐには症状が現れないため、無症状でも他人にうつしてしまう病気です。

つまりあなたが罹っていないのは、ウイルスの保菌者がマスクをしてくれているからなので、マスクをしている方たちに感謝こそすれ、自分には必要ない、などとは、とんでもない思い違いです。

街中や、外来でもマスクから鼻を出している方を見かけますが、これも感染予防にはなりません。鼻からウイルスの排出はあまりないようですが、鼻出しは他人が排出したウイルスを十分に吸引できてしまいます。

繰り返しますが「感染予防」の意味は、自分がコロナやインフルエンザ、風邪にかかっている場合に、他の人にうつさないためにマスクをつける必要がある、ということです。

いわば、マスクを正しく着用するのは、With コロナ時代の「マナー」と言えます。


ニュースや、テレビ番組などを通じて、政治家やタレントなどの有名人に、マスクに限らず我々は影響されやすいです。バラエティ番組などは、だいぶ緩くなっていますね。フェイスシールドを装着しているのは、顔の表情を見せるため、と認識していましたが、最近の番組では2mの距離を保っていませんので、現場での感染はもちろん、視聴者への悪影響が懸念されますし、芸能人の感染報告が後を絶たないのも当然と言えます。

TV番組とは言え、不織布マスクを着けるか、フェイスシールドやノーマスクの場合は徹底してソーシャルディスタンスを保つか、して下さい。TVが及ぼす影響は良悪どちらも広がりやすいことを自覚して下さい。


コロナの初期は、発熱や感冒症状、呼吸器症状もありませんが感染力は持っています。ここが厄介ですね。つまりマスクをつけるのは、周りの人への気配りで、何の症状もないものの、万一自分が罹っているかも知れないから、という意味なのです。

当院でも新型コロナウィルス対策を行っています。

来院前の体温測定や原則として付き添いの方の来院はご遠慮いただいています

もう一度マスク着用についておさらいです。

マスクは他人との接触密度が高い場所では不織布マスクを正しく着用して下さい。鼻出しは予防効果がなくなります。

マスクはうつらないためではなく、うつさないために着用します。自分のためではなく、他の人たちのために着けるものです。

よく知られているように、新型コロナウイルスは、無症状のうちから人にうつします。

つまり、ご自身の自覚症状が起こる前から感染力を有するのです。

いつ、誰もが感染する可能性がある以上、常に自分が感染者であるかのような、社会的配慮が重要なのです。

これによりウイルスを広めない、と言うことになります。

ワクチン打って不織布マスクを。

いい加減、コロナ終わらせましょう。是非ともご協力をお願い申し上げます。


文責 桜井明弘(院長、日本産科婦人科学会専門医)