昨年4月から放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「半分、青い」の主人公・楡野鈴愛は、小学三年生の時に左耳の聴力を失った、という設定ですが、ムンプス(おたふく)の感染が原因という設定です。

千葉県の小児科医が、158万人もの診療報酬明細書を調べ、「ムンプスに罹患した282に一人、難聴を発症している」という推測データを発表しました。

これまで1000人に一人、と言われていましたが、その3倍多かったということになります。

また、2017年9月5日の日本耳鼻咽喉科学会の報告は驚くべき内容でした。

2015、16年の2年間に、国内でムンプス(おたふく)による難聴が336人も発症したとのことです。

ムンプスワクチンは定期接種ではない、任意接種のため、抗体を持っていない方が多いです。

この報告によると、このうちの8割が生活に支障を来す高度難聴、さらに人工内耳を埋め込む手術が必要となった方もいます。

また、おたふくは子どもがかかる、と言う印象があると思いますが、この方たちの中でも30歳代が47人、と比較的多かったようです。

以前にもこのブログで紹介していますが、横浜市の報告によると、ムンプスは、2015年後半より感染報告が増えており、2016年後半は例年よりもずっと多かったです。そして今年も昨年と同様、例年よりも報告数が多い状態が続いています。

17年4月横浜市感染症

ムンプスとは「おたふくかぜ」のことで、男性が感染すると、睾丸が腫れ(正しくは副精巣炎)、男性不妊の原因となる、とされてきました。
妊婦さんは、妊娠中期までの感染で流産率が上昇(2倍)するため、日本産婦人科医会では、不妊治療前に抗体検査やワクチン接種を推奨しています。

最後に妊娠前にお受け頂きたい、この4つのウィルス抗体検査、ワクチン接種についてまとめました。