今年に入ってから、妊婦さんが罹ると流産、赤ちゃんの病気の原因となるウィルスがはやっています。

水痘とは、VZV(水痘帯状疱疹ウィルス)によって引き起こされる「水ぼうそう」のことです。
一般的には小児期に感染し、成人した後も免疫力が低下した際に主に胸の辺りに、とても痛い発疹(帯状疱疹)を起こします。

つまり、「水ぼうそう」も「帯状疱疹」も、同じVZVというウィルスによって引き起こされ、水痘帯状疱疹ワクチンを接種して予防します。

妊娠中に水痘に罹ると、
妊娠20週までに先天性水痘症候群(2%、皮膚瘢痕、四肢低形成、小頭症、眼球異常)を起こすことが知られています。

12月10日の週に東京都で水痘患者報告数が注意報基準を超え、埼玉、神奈川の3都県の一部地域で警報基準を上回っていると報じられました。また鳥取県でも注意報が発令されたようです。

近年ワクチンの効果や生活水準の向上に伴い、小児期に感染せず成人しても抗体=抵抗力のない方がいらっしゃるため、この方達が妊娠中に感染することが問題となっています。とは言っても、小児期に感染しておいた方が良い、と言う意味ではありません。

帯状疱疹は加齢もリスク因子とされるため、50歳以上の方へのワクチン接種も推奨されています。

 

麻疹は風疹(三日ばしか)や水痘(水ぼうそう)とともに、子供が罹る病気、一度罹れば二度とかからない(終生免疫)という印象が強いですが、本当でしょうか。

妊娠中に感染してはいけない感染症は沢山ありますが、中でもこの、

・風疹

・麻疹

・ムンプス

・水痘

は、ワクチンで感染を予防することが出来ます。

産婦人科クリニックさくらでは、これから妊娠を考えるカップルに、抗体検査を行うことと、必要に応じたワクチンの接種を積極的にお勧めしています。

次のページでは、麻疹についてまとめました。