人工授精や体外受精・顕微授精の際に、ご主人が不在である時に、あらかじめ精子を凍結保存しておくことができます。

人工授精での精子凍結の成績は、

・52周期の治療で3周期の妊娠(妊娠率は5.8%)

で、通常の人工授精と同等です。

さて、妊娠した周期と、しなかった周期を比べると、妊娠した周期の方が精子の所見が良く、少なくとも以下の基準を満たさないと妊娠はありませんでした。

人工授精の精子凍結基準

つまり、精液をお預かりして観察した状態で運動精子が5,000万未満であった場合、凍結基準を満たしていない、と判断し精子凍結を行いません。この場合、精液検査を行っているため、精液検査(保険)コスト(310円)が生じます。

またアイソレートという処理を行った後に、運動精子が1,000万未満であった場合も、凍結基準を満たしていないため精子凍結を行いません。この場合、精液処理を行って観察しているため、精液検査(精密)コスト(6,500円、税別)が生じます。

処理前に運動精子が十分で、処理後にも同様であった場合、精子を人工授精に用いるため凍結します。精子凍結のコストは19,000円、税別で、融解して使用するときにはコストがかかりません。

上記の条件に満たない場合でも、高度生殖医療で体外受精や顕微授精を受けるために、精子を凍結保存しておくことは出来ますのであらかじめ凍結前に相談しましょう。