毎日報道されている新型コロナウィルス肺炎。COVID-19と呼ばれることになりました。

2月16日の政府の第1回新型コロナウイルス感染症専門家会議の結果、相談や受診の目安が示されました。

すでに国内感染がみられることから、中国への渡航歴や接触歴の有無は問われません。

・風邪の症状、37.5℃以上の発熱が4日以上続く

・強いだるさや息苦しさがある

場合、帰国者・接触者相談センターに相談する。

また、重症化しやすいため、上記の症状が2日続いたら相談する目安として、

・高齢者

・基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患、腎障害)を持つ方

・免疫抑制剤や抗癌剤を用いている方

そして、

・妊婦さん

です。

いまだに、ほとんどの感染は中国国内で報告されており、実態がはっきりと、つかめていません。

現状ではどのような方に感染が多く、また重症化、死亡例があるのかも、具体的ではありませんが、死亡者の半数は中年男性で、問題となった市場での感染が原因とのことです。

今後は日本をはじめ、中国国外での感染者のデータが有用となると思われます。

妊婦さんや、今現在妊娠を考えている方が、どう行動し、何に気をつけたら良いか、日本産婦人科感染症学会(2/18更新、第5版)、日本産婦人科医会(2/18、第3報)が発表されています。

2/12に発表された新しい論文では、COVID-19に感染した9人の妊婦さんが報告されています(H Chen et al. 2020)。

これによると、報告数が少ないものの、妊婦さんの肺炎は重症化していない、また、出産した赤ちゃんへの感染はなかった、とのことです。

今後多くの感染妊婦さんが報告されると、重症化率や新生児感染率、また、ないことを願いますが死亡率などが分かってくると思います。


現状では手洗い、うがい、またアルコール消毒が推奨され、マスクによる予防効果ははっきりと分かっていません。

また、クルーズ船内での感染を見ても分かるように、感染者と接触しないことが一番なので、不特定多数の人が集まる、特に屋内、乗り物は注意しなければなりません。政府からも不要不急の集まりを避けるよう呼びかけられています。

しかし、明らかな感染経路が分からない報告も増えてきており、今後は感染予防を行いつつも、感冒症状、呼吸器症状がみられる場合は早めに医療機関を受診し、重症化を予防する事を重視する段階に入ってきています。

今後も新しい情報に注意していきましょう。

初出:令和2年2月13日
補筆修正:令和2年2月14日、16日、18日