体外受精などの高度生殖医療では、胚移植の前後から黄体ホルモンを腟錠で用いられるようになってきました。

産婦人科クリニックさくらでも基本的に黄体ホルモン腟錠を処方、使用していただいています。

腟錠に限らず、内服薬や外用剤も、その中の薬効成分(この場合黄体ホルモン)はほんのわずかで、薬剤のほとんどが、基材とよばれる成分です。

基材は薬効成分を効率よく治療部位に届けるため、なくてはなりません。

黄体ホルモン腟錠の中でも、「ワンクリノン腟用ゲル®︎」は、ゼリー状の基材を使用しており、腟内に効率よく広がり、黄体ホルモンを吸収しやすくしていますが、一方でこのゼリーがカスのように腟内にたまり、不快感であったり、稀に痒みを感じることもあります。

このような症状があっても、身体や治療成績への悪影響はありませんが、不快であれば来院時に腟内を洗浄することができます。遠慮なく担当医師と相談してください。

初出:令和元年12月18日
補筆修正:令和2年3月10日