産婦人科クリニックさくらでは、毎年高度生殖医療の治療成績をまとめ、それに基づいた新しい治療戦略を掲げてきました。

2019年の治療成績と2020年からの新しい治療戦略を発表しています。


2019年の特徴は、

・胚移植あたりの出産率が過去最高の記録を更新しました。

・30歳代の出産率が上昇し、特に30代前半で著しかったです。

・新鮮胚移植は、条件が整えば、融解胚移植よりも出産率が高かったです。

・融解胚移植周期では、自然周期とホルモン補充周期に差がありませでした。

・BMI別の出産率は、BMIが25.1以上の方たちが最も高かったですが、30以上ではほとんど出産がありませんでした。

・初めての治療で58.5%が出産されました。過半数の方が1回の治療で出産にいたるのは、例年通りです。

2019年までの成績を元にした、2020年の新しい治療戦略は、

・引き続き、年齢とAMHによってグループ分けし、最も出産率の高いLong法を中心に、通院、自己注射など、カップルの価値観を大切にした卵巣刺激法を提案しています。

・AMHが低下し始めている方には、抗酸化作用を踏まえたサプリメントの補充を併用した治療を勧めています。

・適応を提示し、新鮮胚移植や胚盤胞移植を提案しています。

・漢方専門外来、生活習慣指導理学療法の併用も勧めています。

今年も様々な新しい提案を準備して、治療成績の向上を目指し、一人でも多くの方に赤ちゃんを抱いて欲しいと願っています。


新型コロナウイルスの流行を受けて、高度生殖医療説明会はYouTubeで動画配信しています。

4部に分けて解説していますが、この治療成績も公開しています。HPと併せてご覧頂けたらと思います。

治療実績